2年生選択科目「エスニック講座」の授業

 2年生国際理解系列の選択科目「エスニック講座」の授業です。この授業では「難民・子ども兵士・児童労働など貧困や紛争などによって起こる様々な国際的課題について学ぶ。」「東南アジアの国々の歴史、文化、日本とのつながりについて学ぶ。」ことを目標としており、参加体験型の学習を多く取りいれています。

今日の授業のテーマは「パームオイルからみた世界」でパームオイルを生産し、抽出している国の様子や課題について学びます。パームオイルはアブラヤシの果実からとれる植物油で、マレーシアやインドネシアで栽培されており、輸入している日本ではインスタント食品やスナック菓子、一部の洗剤などに利用されており、1年間で1人平均5kg消費しているそうです。一方で栽培による環境破壊やプランテーションでの労働問題なども指摘されています。

今日の授業の前半では三世代にわたるプランテーション労働者の生活を追体験するすごろく風のゲームにした教材で学習していました。ワイワイと意見を交わしながら、しっかりとプランテーションで働く人々の厳しい暮らしを追体験していました。

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