JICAの「インクルーシブ教育」研修

 昨日の午後、JICA(国際協力機構)が実施している課題別研修「インクルーシブ教育/特別支援教育の推進」に参加している9か国(アフガニスタン、スワジランド、タジキスタン、トンガ、ツバル、ベトナム、ミャンマー、モザンビーク、モンゴル)16名の研修生の皆さんが本校を視察にお見えになりました。この研修は発展途上国においては障がいのある子どもの多くが学校に通うことができていないという状況の中で、「インクルーシブ」の概念を踏まえたアプローチが必要とされており、そのための環境整備(施策、教員訓練、教材開発など)が求められていることを受けてJICAが支援している研修です。

 本校のインクルーシブ教育の現状について説明した後に、3つの班に分かれて、実際に障がいのある生徒とない生徒が共に学んでいる教室での授業を見学していただきました。

 見学後の振り返りではたくさんの質問が出されました。それぞれの国や地域が置かれている状況の違いや厳しさがよくわかり、私たちもたいへん勉強になりました。そうした中で参加者のお一人が「松原高校を視察してインクルーシブ教育の意義が分かった」と言ってくださったことがとても嬉しかったです。参加された方々やその国々の学校とこれからも交流が出来ればと思います。

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