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ヒロシマ・ピースワークで原爆と平和を考えた生徒たち

7月21日(金)~23日(日)の3日間、「ピースワークショップ2017 ヒロシマ」が行われました。生徒28名、教員5名が、被爆地広島を訪れて、被爆者(証言者)の方からの体験の聞き取り、広島の高校生との交流、原爆養護ホームへの訪問などを行いました。

① 証言... 豊永恵三郎さんからは、ご自身の体験そして、十分な治療を受けられない在韓被爆者への支援について伺いました。森下弘さんからは原爆によって自分の拠り所をなくしながら、教師になって生徒に語り、平和の巡礼として世界で伝えようとしたことを聞きました。

② 高校生との交流...松原高校のピースワークに、広島学院高校の生徒たちが帯同してくれました。平和公園での碑めぐりで説明をしてもらいました。2日目は広島市立基町(もとまち)高校、広島市立舟入(ふないり)高校を訪れました。

基町高校美術コースの生徒は、証言者の方から被爆当時の広島の様子を伺い、それを絵にする「原爆の絵」の取組みを10年にわたって行ってきました。この日も、5人の生徒の皆さんが、自分が描いた絵を松高生と広島学院に語ってくれました。被爆の体験やその日の情景を「聞き」そして悩みながら「描き」、それを「伝える」素晴らしい取り組みでした。この取り組みは、今年の8月4日の「報道ステーション」で紹介され、8月5日はNHKの「ヒロシマ8・6ドラマ―ふたりのキャンバス」(近藤正臣、小芝風花ら出演)でドラマとして放映されます。

舟入高校では、演劇部の劇のリハーサルを見て交流しました。劇の内容は、原爆を扱った小説「夏の花」を書いた作家原民喜の生涯を描いたもので、生徒たちは熱演していました。

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