サッカー部

『次へ』

選手権2回戦 vs岸和田 0-4負け    岸和田高校の皆さん、準備、運営していただいた皆さんありがとうございました。  試合終了のホイッスルと同時に全身の力が抜けていった。そう、僕らは敗れたのだ。完敗だった。  試合内容としては僕らのペースに試合を進めることができず相手に押し込まれる展開が続き、その中でセットプレーから失点し、その後もチャンスこそはあったものの得点することはできなかった。個々...

選手権ブログ⑱

『最高の物語』  1年前。大きな期待と勝利への渇望を胸に臨んだ選手権。気が付けば77期のキャプテンの胸の中で大粒の涙を流した僕がいた。そしてその時、1年後必ずこの舞台で打倒強豪私立を成し遂げると誓った僕がいた。    それから僕はキャプテンに任命していただき、大好きなこの畷高サッカー部を引っ張ることのできる喜びはもちろんあったが、それ以上に本当に僕がチームを勝たせられる存在になることができるのか。...

選手権ブログ⑰

『紡ぐ』 僕はこの四條畷高校サッカー部に入部して、3年間でとても感じたことがある。それは自分自身の変化だ。これまでの人生で、ここまで本気になれる何かを見つけたことは無かったし、ここまで胸を張って「仲間」と言えるような人達に出会ったことはなかった。 皆で「打倒私立強豪」を見据えてTRをする。ある日は何も上手くいかなかったけれど、それでも自分自身の成長を、チームの成長を感じられる日があった。ただその...

選手権ブログ⑯

『体現」 高校でサッカーをするとは思っていなかった。理由は単純、サッカーを楽しいと思えなくなっていたからだ。小さい頃は純粋にボールを蹴ることが大好きだった。だが中学にあがってクラブチームに入り、すぐに挫折した。それからは本当にしんどかった。今まで楽しくて続けていたはずのサッカーが苦しいものとなり、サッカーをしてきた自分を恨むことさえあった。結果、中学3年の6月に受験を言い訳にサッカーを辞めた。今...

選手権ブログ⑮

『証明』 78期最後の夏、おそらく78期のほとんどの人はこの選手権で自分が2年半やってきたことの全てを出し切ろう、そんな思いでいると思う。もちろん僕もその思いもある、しかし僕にとって選手権とは自分がこの一年間副キャプテンとしてやってきたことは間違っていなかったと証明する場だ。 僕が入部してからの76期、77期の選手権は両方とも初戦敗退で終わった。先輩たちは選手権のためにものすごい努力をしてたし...

選手権ブログ⑭

『雪辱』 78期がチームの主体となってからの1年間、僕たちは何も残せていない。公立高校大会では登美丘に、インターハイでは大商学園に敗北して、終わってしまった。U-18やその他の練習試合を振り返ってみても先輩方の代に比べて僕たちの勝率が低いのは確かだと思う。公立高校大会やインターハイなどの大舞台では、「あと少し」「もう一歩」というもどかしい結果に終わっている。僕はその度に悔しい思いをしてきたし、成...

選手権ブログ⑬

『憧れのその先へ』 僕もこの人たちと、この雰囲気の中で、サッカーがしたい。このチームのメンバーとして試合に出たい。約3年前、僕はこの畷高サッカー部に憧れ、この高校を目指すことを決めた。 サッカーが楽しい。サッカーが好き。そんな気持ちで小、中とサッカーをしてきた僕にとって、真剣に勝ちにこだわる畷高サッカー部の環境はまったく新しく、とても新鮮だった。 今思い返せば、小、中学生の頃は試合やライバル...

選手権ブログ⑫

『極上の舞台』 2年生の選手権前、僕は完全に自信を無くしていた。 どんどん成長して試合に出る同期や自分よりも落ち着いてプレーできる先輩をみて、「俺が試合に出なくてもいいんじゃないか。」と本気で思ってた。 スタメンで出させて貰っても足を引っ張る。 迷惑をかける、だから自分は出ずにもっと上手い皆が出れば良い。 今思えば努力不足の自分を勝手に自己嫌悪して現状から目を背けていただけだ。 考えが変わ...

選手権ブログ⑪

『15年目の夏』 今年の夏は3歳から続けてきた私のサッカー人生のおそらく最後の夏だ。 ボールが蹴りたいと言って始めたサッカーがこんなに続くとは思わなかった。 小中高で一緒にサッカーをするのは男子ばかりだった。 女子チームの中だけでサッカーをすることを考えたこともあったが、私はその選択肢を選ぶことはしなかった。 うまくいかないことや不便はたくさんあったけど、後悔はしていない。 畷高サッカー部はい...

選手権ブログ⑩

『襲来、俺の時代』 僕は畷高サッカー部に入って更にサッカーが好きになった。高校に入学して何部に入ろうか迷っていたときに、とりあえず続けていたサッカー部に入ろうと思い、この畷高サッカー部に入部した。当時はあまりサッカーの本質や面白さを理解していなかったし、友達がサッカーをしていたから何となく始めた感じだった。 まず初めに入部して驚いたのは、先輩たちのサッカーに対しての熱量や考える力だった。それは...