9月25日「思考」

練習試合vs同志社香里高等学校
会場提供、試合をしてくださった同志社香里高等学校の皆さん、ありがとうございました。
 
 
ウォーミングアップを行う前、僕はチームメイトに対して「常に考えて行動しよう」という話をした。
 
これは、チームメイトに呼びかける声でもあり、自分自身に言い聞かせる声でもあった。
 
常日頃感じることだが、「今何ができるのか」と思考を巡らせながら、
実際に行動に移すことは難しいことだ。
 
実際に今日の活動中でも「今、何をしたらいいのだろう」と困ることがあった。
他にも、「これはこのチームにいる上で正しい行動なのか」と指摘されるような行動も見られた。
 
これにはいくつか原因があると考える。
 
1つ目は、各個人の引き出しの少なさにある。
 
サッカー部での活動中、普段の生活の中で、もっと多くの思考があれば、
どんな状況になっても、自分の中で「今するべきこと」を見つけ出せる。
 
しかし、今の自分達には積み重ねがまだまだ少ない。
だから、何かしようと思っても、何をしたらいいのか、なかなか整理がつかない。
 
2つ目は、各個人の中で、さらにはチームの中で、
何を大切にして行くのかが明確になっていないからだ。
 
だから、考えて行動したかもしれないが、
それぞれの優先していることが違っていて、齟齬が生まれてしまう。
 
3年生が引退した今、チームの思考のレベル、気づく力は間違いなく下がっている。
 
しかし、そんな自分達が今できることは、
そのレベルの低さを今までよりも少しでも多くの人の思考によってカバーすることだ。
 
全員が全員同じことをする必要はない。
 
しかし、チームとして何を大切にしていくのかは共通認識する必要がある。
 
その共通認識を持った上で、様々な視点からの「気づき」をもっと増やすことで、
チームとして今まで以上に強くなれるのではないだろうか。
 
2年プレーヤーN
 
掲載:顧問山磨