最近の活動の中で、「挨拶の意識の低さ」 をチームの課題として感じることがあります。
「挨拶をしよう」 という話はこれまで様々な場所で聞いてきましたが、
自分がこれから挨拶をする時や、他人に対して「挨拶をしよう」 と呼びかける時に、
ただやみくもに「挨拶は大切だ」 と考えるよりも、
何か明確な意図や目的があった方が、行動に移しやすいかもしれません。
そこで、様々な方の意見を参考にしながら、 挨拶についての思考を深めてみたいと思います。
まず、挨拶の魅力であり、難しい点でもあるのが、
「挨拶とは、 コミュニケーションの第1歩である」という点です。
私は普段の生活の中で、挨拶をしようと思ったけれど、
これは、初対面の人になかなか話しかけられなかったり、
する場面と似ています 。
どちらも、 自分からコミュニケーションの1歩目を踏み出す必要がある
という 点では同じです。
サッカーの場面で考えてみます。
例えば試合中、 自分が守備をしている場所のディフェンダーの枚数が足りていなけ れば、
チームメイトに対して、「ここに来てくれ」 と声をかける必要があります。
もし、その声かけ1つをためらってしまうと、 それだけで失点してしまう可能性があります。
個人個人だけでなく、チーム全体に対しても、
これらのコミュニケーションは全て、 誰かが1歩目を踏み出すことから始まります。
これだけでも、 挨拶はコミュニケーションの良い練習になることが分かります。
また、挨拶をする時に意識したいこととして、「 相手への気づかい」があります。
挨拶をする時は、
「今は挨拶をしても、 相手のしていることを妨げないタイミングか」
これも相手への気づかいの1つです。
他にも、ただやみくもに大きな声で挨拶をしようとすると、
「どんな挨拶をすれば、相手が気持ち良くなるか」
これに関しても、サッカーの場面で考えてみます。
試合中は、 どんなに当たり前のことでも声をかけ合うことが大切です。
「そこにボールが出たら、プレスに行ってな。」という声かけ。
「 そこにいる相手気をつけてな。」という声かけ。
おそらく味方も気付いているであろうことでも、
僕はこのような声かけは、 チームメイトへの気づかいだと思っています。
チームメイトが少しでも自信を持ってプレーできるようにするため にも、
相手を気づかった声かけは必要になります。
最後に、僕が挨拶をしていてよく感じるのは、「 挨拶は自信に繋がる」ということです。
例えば、授業開始の際に行う挨拶、
しっかりと椅子を引いて、 相手の目を見て、ハッキリと挨拶ができた時。
私たち畷高サッカー部は、サッカー面だけでなく、
その中で、大切になってくることの1つが挨拶です。
チームとして大切にし、本気で取り組むことができれば、
そしてその自信は、しんどい時、強い相手に立ち向かう時に、
今回は、 サッカーに活かすための思考に少し偏っていたかもしれませんが、
これから、より挨拶についての思考を深め、 行動に移して行きます。
2年主将N
掲載:顧問山磨