摂津高校のみなさん、練習試合ありがとうございました。
76期が引退してから、 練習試合ではあるが初めての対外試合だった。この練習試合は、 新チームの自分たちが今どの基準で活動できているのか、 ということがはっきりしたと思う。
新チームが始まり、 チームにはアンケートでチームとして成し遂げたいことについて質 問していた。そこで多く出た意見が、 強豪校を倒すということであった。 各自がそういった高い目標を掲げていることは、 決して悪いことではないと思う。しかし、 それを掲げるということに伴う、 責任や義務についてどれだけの人が考えられていたのか。 今回の練習試合では、その甘さがはっきりと出たと思う。
強豪校を倒すということは、 生半可な気持ちでは到底達成できない。 それは76期の選手権を見ていてもそう思わされた。 何度も話には上がるが、 やはりどれだけやっても足りない部分はあると思い知らされた。 その姿を今の新チームは見てきたはず。 それを踏まえての行動ができていたのか。 何をすべきだったのかということは、 必ず各自が考えて答えを出さなければいけない。
本当に目標を達成したいのなら、やらなければいけないこと、 こだわりたいことなんて山ほどある。 その山を一つずつ崩していかなければならない。だが、 そこで忘れて欲しくないのは、ゴールを忘れないということ。 常に、その行動は本当にゴールとなる目標に向いているのか、 今ゴールまでどれほどの距離感があるのか、 そういうことを考えて欲しい。
だが、こういった行動も起こすかは自分次第である。 各自が持つ目標についてどれほど本気になれるか、 やりたいという気持ちをどこまで持てるのか、 ということが結局は大切になってくる。
今、自分が何をしたいと考えていて、 そのためには何をしたいのか。もう一度、チーム全員が考え、 明確な目標と手段を持って活動していかなければいけない。
2年プレーヤー M
掲載:顧問浅田