4月21日 「強さ」 インターハイ2回戦 大阪戦

対戦してくださった大阪高校の皆さん、会場提供してくださった東淀川高校の皆さん、ありがとうございました。


ついにインターハイが始まり、チームとして勝ちを強く意識した中で迎えた一戦だった。


試合については、インターハイという独特な雰囲気のあるゲームの中で勇気を持って戦えず、自分たちの良さを出せないまま失点し、その後は焦る気持ちばかりが募っていき、今何をするべきなのか、勝つために何が必要なのか、チームとしてまとまりを持つことができなかった。


力不足だった。


だが、その一言で終わらせるべきではないと強く感じる。


このチームで活動を続けているとよく「雰囲気」という言葉が使われることがある。


では雰囲気とは何だろうか。今日の敗戦を受け、私はこの雰囲気という言葉をこれまで自分たちの都合の良いものに解釈していたのではないかと思う。


ピッチ上でうまくいかない試合はこれまでもたくさんあった。そしてその度に雰囲気や、精神的なもので乗り切ろうとしてきた。


たしかに、苦しい時間をチームが同じ方向を向いて乗り越えていくためには必要なことなのだろう。


だが、これまでのチームはうまくいかない原因に目を向けられず、ある種のごまかしとして雰囲気という言葉を使ってきてしまっていた様に感じる。


その結果、今日のようなゲーム展開の中で苦しい状況を変えられるようなチームになることはできなかった。


考える力はすぐに身につくものではなく、やはり日々の積み重ねでしか鍛えることができないものであると思う。


インターハイが終わってしまった今だからこそ、うまくいかない時間を大切にしなければならない。


その中で自分たちの弱さに向き合える強さを身につけていく必要がある。


3年プレーヤー F


掲載 顧問浅田