高等学校初任者研修(第12回)を実施

  7月8日(火)、7月15日(火)に大阪府教育センターにて、「児童生徒理解を深めるために2 -グループワークによる人間関係づくり-」の研修を実施しました。
  講師として、一般財団法人 大阪府青少年活動財団より7名の方に来ていただき、「人間関係トレーニング 『ハートプログラム』 」についての講義・実習を行いました。
  「ハート(HRT)プログラム」のハート(HRT)とは、Human Relation Trainingの略で、人間関係づくりのためのアクティビティのプログラムです。一つ一つの課題を解決することを通して、お互いを尊重することや、協力・信頼関係を築いていくことを目的として考えられたものです。

1.jpg〇はじめにこのプログラムを理解するために講義を受け、その後、実際にアクティビティを体験しました。

2.jpg

3.jpg〇アクティビティの体験の後は、講師のまとめとともに、グループごとに体験の振り返りを行い、『体験者』として『アクティビティを楽しみ、初任者相互の関係を深める』とともに、『指導者』として『今後の職務にどのように生かすのか』について、気付きを共有し、考えや意見を交換しました。

4.jpg〇受講後のアンケートからは、以下のように教員として生徒理解の視点を深めている様子がうかがえました。

 ・ コミュニケーションの促進を図るための手段として、様々なアクティビティの種類があることを知りました。また、(指導者として)『ただ、たくさん話す』『コミュニケーションをとる』ということばかりに注目するのではなく、『その集団にあったルールを明確に示す』ことが、自発的なコミュニケーションの促進につながるということが理解できました。
 ・ 講師の方の表情、話し方、動きから学ぶことが多くありました。『教員の一言で生徒の動きは、変わっていく』と改めて感じました。
 ・ 『アクティビティ体験』と聞き、「今日の研修は運動をするのかな」ぐらいに捉えていました。でも、受講してみて多くの気付きがありました。特に『説明は、簡潔・明確に』『始め方、終わり方を常に考えて』『(体験者が)失敗した時、(指導者が)どう捉えるかは、集団に影響する、その失敗からどう広げていくかが大切』など、日頃授業で心がけなければいけないことをたくさん学びました。
 ・ 複数のアクティビティからプログラムを構成する時には、『課題の難易度の高いものと低いもの、動的な活動と静的な活動をうまく組み合わせることが大切』というお話があり、アクティビティの種類を学ぶだけでなく、授業づくりのヒントを知ることができました。

(企画室)

カレンダー

2025年5月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31