7月25日(金)府立泉南支援学校において、パッケージ研修の第1回全体研修会を実施しました。泉南支援学校では、「職業」の授業を中心に学校全体の授業力の向上に取り組まれています。
今回の研修では、職業現場の実習をモデルに寸劇が行われました。工場長役、卒業生である先輩社員役、現場実習生徒役それぞれに扮した先生方の、白熱の演技による寸劇「現場実習のひとコマ」を通して、小学部・中学部・高等部のすべての先生方で現場実習評価表の項目や内容の検討を行いました。
また、寸劇では、現場実習に円滑に取り組めるようにと先生方が工夫された補助具(写真参照)が、使用されていました。

教員による寸劇「現場実習のひとコマ」より
ラベルが定位置に貼れるように工夫された補助具
グループワークでは、「身だしなみ」「持続力」等の項目に加え、「休憩時のコミュニケーション」や「『ぜひ一緒に働きたい』と会社に思われる子どもの良さ」等を引き出す項目も必要だという意見も出されるなど、大変有意義な内容となりました。
グループワークの発表の様子
泉南支援学校がめざす、"小学部・中学部・高等部・地域社会へと繋がる授業づくり" への熱意にあふれた研修会でした。
各学部における、子どもの良さを引き出す授業の工夫等、この後に続くパッケージ研修の方向性についても、先生方の共通理解がすすみました。
(支援教育研究室)