「チョットいい支援報告」【コラム】(第1回)

 このブログでは、学校を訪問した際に支援教育の観点で取材した「ちょっといい支援」を紹介していきます。今回紹介しますのは、和泉市立富秋中学校で見つけた、机まわりをすっきりさせる「回転フック」についてです。

ちょっといい支援1.JPG班活動を活発にするため取り付けられた「回転フック」

 この「回転フック」取り付けの推進役は、富秋中学校の支援教育コーディネーター 玉野先生です。富秋中学校では班活動を大切にしていて、学習班と生活班の2種類の班をつくってさまざまな活動を行っています。その班活動を活発にする上で玉野先生が気になったのは、机の横にぶらさがる体操服や教材、水筒などをいれるさまざまな袋でした。教室の環境整備の面で視覚情報過多になったり、机移動のさまたげになっていると気づかれた玉野先生が中心になって、各教室内への「回転フック」の取り付けが推進されました。
 生徒数の回転フックが教室の端に取り付けられた結果、教室全体がずいぶんとすっきりした印象になり、机移動もスムーズになり班活動もより活発になったそうです。
 今、生徒の主体的な活動を大切にすべく、多くの学校で「班活動」が大切にされています。その「班活動をスムーズにするために」どうしたらいいかという観点こそが「チョットいいな」と感じたポイントです。支援教育コーディネーターとして推進役を担っている玉野先生、このような取組をこれからもどんどん増やしてください。

ちょっ~22.jpg 和泉市立富秋中学校 玉野先生

(支援教育研究室)

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