9月10日(水)、大阪教育大学の協力のもと、国際協力機構(JICA)地域別研修の一環としてアフリカより理科教育に携わる方々の視察団の訪問がありました。16名の研修員はサブサハラアフリカの英語圏9カ国から来日されました。教育センターの概要や大阪の理科教員研修についての説明後、センター内施設の見学を行いました。
天体観測室では、太陽の観察を行いました。天体望遠鏡をとおして、太陽を見た後、それぞれが持っていたデジタルカメラやスマートフォンなどで太陽の映像を撮影することも出来ました。
カリナビの見学では、教育センターのWebページにある動画などのコンテンツを試したり、配架してある資料を手に取って見ました。ほとんどが日本語で書かれたものですが、さすが理科教育の専門家の方々です。各校種の理科の教科書を、関心をもって見ていました。
光学顕微鏡実験室では理科教育研究室の指導主事による生物実習を行いました。模型を使って人間の臓器について簡単に解説した後、煮干しを解剖しながら、顕微鏡で観察するというものでした。皆、興味深そうに取り組んでいました。
最後に参加者からは、「知識的な部分はよく理解できた。しかしわれわれはまだまだそれを実際に活用していくことで遅れている。日本では、簡易の顕微鏡やフエルトや布で作成した手製の内臓模型などそれほどお金をかけずとも十分な教材をつくっている。そういったことを今後も学んでいきたい」という声が聞かれました。
(企画室)