1月19日(月)、NPO法人み・らいずによる『高校生のための職業観醸成プログラム』(全5回)の第4回として商品企画・販売を実施しました。
これは、大阪府高等学校適応指導教室が通室生徒に対するキャリア教育の取組を、NPO法人み・らいずと連携し実施しているものです。
梅田スカイビル地下1階滝見小路(昭和初期を再現した商店街)の通路で1時間余り、ホットドリンクと駄菓子を販売しました。時間を区切り、参加した生徒でチラシ配りと商品販売を役割分担しました。あらかじめ広報していただいていたこともあり、お客の列は途切れることなくお待ちいただくほど盛況でした。
注文を受け、代金を計算しながらも、車いすを使用している方には持ちやすいように、持ち手の付いた袋に商品を入れるなど、心をこめて丁寧に接客する生徒の姿が印象的でした。
参加した生徒からは、「ドリンクを作るのが楽しかった」「思っていたよりも、お客さんがたくさん来てくださって、大変だったけど楽しかった」「大変だったけれど、飲み物や駄菓子が売れたのがうれしかったです」などの感想が聞かれました。
生徒たちに働くことの意義についての総合的な理解を深めさせ、自立意識を涵養する良い機会となりました。こうした活動に取り組む中で、自主性や協調性を育み、充実感や達成感を得ることを通してエネルギーを蓄え、教室に復帰できるようになってもらいたいと願っています。
(教育相談室 適応指導教室)