指導と評価の一体化①-単元を貫く言語活動-
6月15日に府内7地区から、11名の先生が集まり、市町村や地域のリーダーとして国語教育の充実を推進する人材になることをめざす第2回コア・ティーチャー養成研修に参加しました。前回の「学習指導要領に基づく授業づくり」に続いて、今回の研修では、まず学習指導要領の各領域の指導事項の構造を知ることから始めました。
グループ交流では、「各領域の指導事項や小中学校の系統性を詳しく見ると、『話すこと・聞くこと』は密接に関連しており、その中心に『話し合うこと』がある」という考えを図に表わして説明する班があるなど、興味深い内容でした。
後半は、「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料(国立教育政策研究所)」の資料を使って、評価規準の文言がめざす能力は子どもの姿で表現されていることを学んだ後、目標を達成するための授業づくりとして「単元を貫く言語活動」を中心とした単元の指導計画を作成するワークを行いました。
どのような言語活動が考えられるのかをイメージした後、教科書に掲載されている教材を読みながら、単元の最初から最後まで生徒も指導者もねらいを明確にして進んでいくための指導計画のアイデアを出し合っていました。自分が実践した教材を再度読み直したり、学校で使っている教科書とは違う教科書を読んでみたりするなど、真剣に考えていました。
次回の研修では、実際に行う研究授業を想定し、学習指導案を作成していく予定です。
(小中学校教育推進室)