大阪府教育センターでは、夏と冬に「道徳授業づくり研修」を実施しています。
この研修は、読み物資料の利用の仕方についての講義と演習を通して、道徳の時間における授業力の向上を図ることをねらいとしています。
今年度第1回目の「道徳授業づくり研修」は、貝塚市立木島小学校の川﨑雅也校長先生を講師にお迎えし、8月18日(火)に大阪府教育センターで実施しました。
研修の前半では、新しい道徳の学習指導要領改正(小学校・平成30年度から、中学校・平成31年度から全面実施)の趣旨をふまえながら、授業づくりのポイントについての講義がありました。その後、資料「ブラッドレーのせい求書」(小学校中学年)を用いて「児童生徒により深く考えさせる道徳の授業づくり」について参加者全体で考えました。さらに、主人公の道徳的心情の変容をつかみやすい資料として、「いつわりのバイオリン」(中学校)で中心発問とさらに深く考えさせる発問について考えました。
後半は、実話にもとづく、主人公の道徳的心情の変容をつかみにくい2つの資料、「明かりの下の燭台」(中学校)、「自らの可能性を捨てない」(小学校高学年)を用いて、演習を行いました。
研修後は、参加者から「よりよく生きることについて深く考えさせる発問の大切さに気づいた」といった感想が多く寄せられました。
(小中学校教育推進室)