平成27年度「大阪教志セミナー」第3回開催

  10月4日(日)、「大阪教志セミナー」第3回を行いました。今回からは、いよいよ教員として求められる指導力を実践的に学ぶ連続講座、「授業力をつけよう」が始まりました。
  午前は、「授業力をつけよう1」で、「子どもの発達段階ごとの特徴と課題-心理面の発達課題を中心に-」と題し、藍野大学足利学教授にご講義いただきました。子どもの発達段階を理解し、子どもと適切な関係を築くことのできる教師になるために必要なことを学びました。受講生の振り返りには、「正しい知識があることで、根拠に基づいた指導ができることが分かった。」「自分の価値観で動かず、多様な価値観を認めることが大切だと学びました。」「学校は知識を得るだけでなく、人間関係を学ぶ場であると学習した。」等、今後の深まりにつながる記述が多くありました。
 その後、志望する校種ごとに4つの研修室に分かれて、講義を受けて学んだことや気付いたことについて、グループで協議を行いました。足利先生にも参加していただき、活発な意見交換の場となりました。

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  午後は、まず、カリキュラム開発部小中学校教育推進室一柳室長が、「確かな学力を育むために―学力とは、学習指導要領に基づいて―」と題し、映像を使い、「学習指導要領のめざすもの」、「学力とは」、「『知識基盤社会』において『生きる』を育成するには」等、受講生が具体的な問題を解いていく双方向型の講義を行いました。
  続いて、カリキュラム開発部高等学校教育推進室天野室長が、「確かな学力を育むために―学習指導要領を踏まえた学習評価―」と題した講義を行いました。学習指導要領を踏まえた魅力ある授業づくりに向けて、現在の日本の子どもたちの学力の状況や、その改善に向けた授業の在り方、さらに次期学習指導要領の方向性について学びました。
  その後、研究発表大会及び次回(第4回)講座「自然体験実習」についての「オリエンテーション3」を行いました。

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  今回の受講生のアンケートに、「セミナーは、各回の講座の内容が連結しているのだと改めて感じました。」という気付きがありました。「大阪教志セミナー」では、今後も教員として求められる資質や基礎的な指導力を育むために、毎回段階的に学びを深めていきます。

 (学校経営研究室)

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