中学校初任者研修 外国語(英語)の授業づくり

平成27年8月7日(金)に大阪府教育センターにおいて中学校初任者研修が開催されました。 当センターの初任者外国語(英語)「授業づくり」研修は、年間6回実施します。内容は、普段の授業にすぐに活用できる指導のスキルや、生徒に付けたい力から逆算的にカリキュラムを作成する授業マネジメントなど初任者の教科指導力を高める内容となっています。

今回は、「定期テストと授業づくり」をテーマにした研修でした。まず、受講者は4~5名のグループに分かれ、それぞれが持ち寄った定期テストをもとに、テストの観点や設問内容などを交流しました。「この問題を作成するまでに何度も先輩の先生に添削してもらいました」や「授業とテストの内容がうまくかみ合うようにすることに苦労しました」などの話とともに、「この問題、おもしろいからを次に真似しよう」という感想も述べ合う活発な交流となりました。

その後、授業の名人といわれる先輩教員の授業をビデオで見学しました。この授業では、生徒たちが習った表現を駆使し、自分の考えや意見を積極的に伝え合う場面がふんだんにありました。視聴後、「なぜ、この生徒たちは英語で積極的に議論できるのか」について受講者同士が話し合いました。さまざまな議論がなされた後、「実は、この先生は、この授業をしている時点で、何か月も先にある定期テストが既に完成していました。テストがすでに完成しているということは、生徒に付けさせたい力が、明確に存在し、授業でしなくてはいけないことも明確になります。その明確な授業の積み重ねが、あのような授業を可能にしました」ということが説明されると、受講者からは納得の歓声が上がりました。

このように、初任者が「定期テストと授業づくり」のポイントについて深く学んだ研修となり、「新学期は、生徒に付けたい力を見取るテストを事前に作成してから授業に臨みたいです」という感想が多く見られた研修となりました。

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                  (小中学校教育推進室)

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