平成27年度「大阪教志セミナー」第7回開催

 12月13日(日)、「大阪教志セミナー」第7回を行いました。全12回の講座もいよいよ後半となりました。
   午前の前半は、4つの研修室に分かれ、連続講座「授業力をつけよう6」として、「学習指導案の検討1」を行いました。第5回講座での講義「学習指導要領に基づいた授業づくり―学習指導案の作成―」で学んだことを基に、それぞれが作成した「学習指導案」を持ち寄り、グループに分かれて検討し合いました。その後、子どもたちの学びを保障する設計図として、「付けるべき力」と「付けたい力」が明確に示された「学習指導案」となるように、「学習指導要領」に基づいているか、「指導と評価の一体化」を踏まえているか」等について協議し、各自で修正、改善していきました。
   後半の「学習指導案の検討2」では、来年2月に実施する「模擬授業」に向けた「学習指導案2」の作成に向けて「子どもたちに伝わる授業を行うために、意識すべきこと、必要なこと」について、グループで意見交換を行い、考えを共有しました。その上で、それらを踏まえた「学習指導案2」の構想を各自が練りました。
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   午後の前半は、大ホールで、連続講座「すべての子どもを理解し支援するために2」として、「障がいのある子どもの理解と支援-授業のユニバーサルデザイン-」と題し、支援教育研究室閑喜室長が講義をしました。「授業のユニバーサルデザイン」とは、障がいのある子どもの支援の方法ではなく「すべての子どもの支援の方法の一つ」であることや、障がいとは環境との相互作用によって生じる「状態」であること、すべての子どもたちに「育てたい力」、「育ってほしい力」等について、受講生たちは、提示された写真やペアワークを通して具体的に考え、理解を深めました。
   後半は、講義を踏まえて、「障がいのある子どもの理解と支援」に関する研究協議を、各研修室で行いました。具体事例を基に、子どもがどのようなことに困っているのか、そしてどのような支援が必要なのかということを協議しました。
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   受講生のアンケートには、「合理的配慮と一言で言っても、様々な方法がある。重要なのは子どものことを忘れないこと、一人ではなくチームで考えることが必要。」「一人一人の個のニーズに合わせ、一人一人をしっかり理解して支援していくことが重要だと学んだ。」という学びや気付きがありました。
  「大阪教志セミナー」では、一人一人の子どもを理解し、それぞれに適切な支援ができるよう、教員として求められる能力、資質を高めるため、これからも学びを深めていきます。
                                                        (学校経営研究室)

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