第2回合格者対象セミナー「プレナビ」が開かれました。
12月12日(土)に平成28年度大阪府公立学校教員採用選考テスト合格者対象セミナー「プレナビ」の第2回が開催されました。
午前中は、「授業づくり基礎セミナーA」として、「子どもを大切にした授業づくりの基礎について学ぶ」というテーマで研修が実施されました。
校種・教科別に14の会場に分かれ、受講者は教育センターの指導主事や現場の先輩教員から、授業を通してつけさせるべき力とはどのようなものか、いかに子ども主体の授業をつくっていくか、4月からの業務に向けて心がけておくことは何かなど、心得ておくべき基本的な姿勢についての講義を熱心に受けていました。
午後からは、4月からの教員生活に向けて、先輩教員や同期となる仲間とのつながりをつくるための交流会Aが開かれました。
クラス開きに使うことができる方法で班分けをした後、各班に先輩教員であるスタッフ教員がつき、自己紹介・アイスブレイクを通して打ち解け、なりたい教員像についての意見交換などを行いました。アイスブレイクの手法は、クラス開きにも使えると好評でした。
まず最初に、なぜ教員になろうと思うようになったのか、今までに出会った印象的な先生はどのような先生であったか、自分がめざす教員になるためにはどのようなことをしなければならないと思うか、などについて班ごとに活発に語り合いました。
その後、4月から教員生活をはじめるにあたって不安に思うことを各自付箋に書き出し、KJ法的手法で交流しました。様々な不安を仲間と共有し、スタッフ教員の助言を受けたり、意見交換をしながら方向性を見つけ、不安を解消・軽減していく様子が伺えました。
後半には、「こんなときどうする?真摯な保護者対応とは」というテーマでスタッフ教員がロールプレイを実演しました。ちょっとした言葉の行き違いによってトラブルになる場面が設定されたロールプレイを見た後、何をどのように伝えることが大切か、ということについて班ごとに協議しました。教員生活をはじめるに際しての不安を話し合った際にしばしば挙がっていた「保護者対応」という実践的な場面設定に、受講生は真剣な表情で話し合いました。スタッフ教員が経験し、後に反省することになった失敗例なども紹介され、「リアルに教員生活の一部を垣間見ることができた」という受講生からの声もありました。
研修後、「仲間と様々な不安を共有し、議論できて有意義だった。」「同期の仲間とのネットワークが広がり、教員生活が楽しみになってきた。」などの感想が寄せられました。
この後プレナビでは1月に「授業づくり基礎セミナーB」および「交流会B」を、2月には「人間関係づくりワークショップ」を開催し、子どもたちとの出会いを大切にするワークショップ等を実施して、来春4月の着任に向けた準備を支援していきます。
(小中学校教育推進室)