午前は、連続講座「現場の先生に学ぶ1」として、「一人一人を大切にする授業づくり」の講座を行いました。各校種・教科において活躍されている28名の先生方を講師としてお招きし、15の会場に分かれて、児童・生徒一人一人が生き生きと学ぶことができるために、日ごろの「授業づくり」において工夫されていること、授業の進め方、授業で心掛けていること等について、実践発表をしていただきました。授業の資料やスライド、「模擬授業」も取り入れながらの説明に、受講生たちは真剣な表情で、熱心に聴き入り、その後に行った研究協議・質疑応答においても、活発な意見交換が行われました。
現場のスペシャリストから子どもたちが生き生きと学ぶことができるために必要なことを学び、将来教師として実践の場で活かしたいという意欲あふれる講座となりました。
午後の後半は、「『大阪教志セミナー」受講生として」と題し、これまでの「学び」についての振り返りを行いました。「能動的・主体的な学び」とはどのようなものか、そのために何が必要か、ということについて考えを深めました。
「現場の先生の模擬授業を体験し、全ての生徒が体験できる仕掛けのヒントをたくさん得ました。3年間で生徒が何をできるようになっているかをイメージして日々の授業に逆算すること、教師が『大切だ』『伝えたい』と決めたことは、ぶれずにやり続けることが大切だと気付きました。(高等学校)」、「お話を聞き、子どもの実態把握を細かく行うことが適切な支援につながり、子どもの成功体験となり、自信につながることが分かりました。(支援学校小学部)」という受講生の気付きがありました。
午前・午後を通じて、「授業づくり」について、実践的に、深く学ぶ機会となりました。
(学校経営研究室)