平成27年度「大阪教志セミナー」第12回・閉講式

  平成27年度「大阪教志セミナー」第12回・閉講式を3月20日(日)、府教育センターで行いました。
  平成27年8月23日(日)の開講式から約7か月、この間受講生たちは、府教育センター等での「全12回の講義・演習」、府内公立学校での「半日20回の実地実習」、府内で開催される「研究発表大会への参加」に、熱心に取り組んできました。
  最終回の今回、午前は研修室に分かれて、これまでの学びを踏まえ、「私のめざす教師像」について、児童生徒が「21世紀を生き抜く」ために必要な力を付けるために、教員として学校の中でどのように取り組んでいくのかということを中心に研究協議を行いました。最初の頃は緊張感が見受けられた研究協議も、回が進むにつれて活発になりました。また、ワークシートも伝えたいことが正しく伝わるようにより具体的で的確なキーワードを用いた、各班の工夫を凝らしたものとなりました。
  受講生の振り返りにも「研究協議を通して、教師をめざす仲間との共通点のようなものができ、夢に向かって真剣に話すことができて、本当に教員をめざしたいと思いました」とありました。
12回_3.PNG12回_4.png  
   午後は大ホールで閉講式を執り行いました。
   閉講式では、各校種・職種の代表5名が「受講証明書」及び「修了証」を授与されました。
   受講生代表は、「『大阪教志セミナー』は、自分を見つめなおす機会になり、自分の弱みや課題に気付くことができました。また、『大阪教志セミナー』で自分のめざす教師像がより明確になりました。私たち8期生は、このセミナーで学んだことを生かし、信頼される教師になれるよう、これからも"高い志と情熱"を持って、学び続けることを、ここに誓います。」と決意の言葉を述べ、会場の受講生全員がその思いを新たにしました。
12回 終了証.png12回 誓いのことば.png 
   府教育センターの津田所長は、開講式の講話を振りかえり、「良い先生の条件」について、「一人一人を大切にすること」、「省察力」、「チームで仕事をするための力」等を挙げ、「『大阪教志セミナー』の期間を通して深めることができたか、根付いているか」という問いかけや、「科学的な理論を持ち、知っているだけではなく、使い続け、使いこなせるようになるまで『やり続ける』ことが重要である。皆さんにはこの教志セミナーで学んだことをしっかりとどこまでもやり続けてほしい。検討を祈ります。」という励ましの言葉を伝えました。 
12回 所長.png  
 式の最後には、音楽科の教員を志望する受講生による指揮、伴奏に合わせて、「大阪教志セミナー」で引き継がれている歌「先生」を全員で歌いました。会場の受講生一人一人が、その歌詞の内容をかみしめ、めざす教師像を思い描きました。
12回 歌1.png12回 歌2.png   

   閉講式終了後、引き続き大ホールで「まとめ」を行いました。
   府教育センター教育企画部新坊部長より「子どもの前に立つ職業に就く人としての佇まいをしっかり備えてほしい」、続いてカリキュラム開発部蛭田部長より「一人でも多くの子どもの心に自信と自己肯定感という火をつけることのできる教員をめざしてほしい」と、受講生への励ましの言葉がありました。
   最後に学校経営研究室大崎室長から全12回の講座の「まとめ」があり、今年度の「大阪教志セミナー」が終了しました。
12回_6.PNG12回_7.png   
   全12回の講座を振りかえり、受講生からも「室長が何度も『変化』という言葉を言われたように、教師は常に成長し、前に進み続けなければならない」「半年間頑張るだけでは、良い先生になる力が付くわけではない。『足りないこと』、『できていないこと』に自ら気付き、実践していくことが大事だ」という強い決意が寄せられました。  
                                          (学校経営研究室)

カレンダー

2025年7月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31