6月16日(木)、就学前人権教育研究協議会A(全体会)を実施し、公立・私立の幼稚園・保育所・認定こども園、認可外施設の教職員約270名が参加しました。この協議会は年間3回実施しており、1回目は就学前の人権教育のあり方について、全体で共有を図っています。
まず、「大阪府における人権教育推進の課題」と題した講義を行い、人権教育を進めていくにあたっての現状について認識を深めました。続いて、「親学習について」と題した講義では、子育て中の保護者の悩みや不安を解消できるよう、地域とも連携しながら保護者のエンパワメントを図ることなどについて講義を行いました。
後半は、神戸親和女子大学の新保客員教授より、「遊びと学びをつなぐ」と題して講演を行いました。幼児期の子どもの学びや育ちが、小学校入学時に大きな影響を与えること、様々に変化する制度の中で、今こそ幼稚園・保育所・こども園の横の連携が大切であること。そのためにどのような取組が考えられるのかを分かりやすくお話ししていただきました。
それぞれの所属で取組めることを、改めて考えることのできる有意義な場となりました。受講者からは「保幼小の連携は現在、地域で進めているが具体的にどうしていけば良いかは、なかなか分からずにいたので、今日の話はとても分かりやすく参考になった。」、「保幼こ小の違いや同じところをわかち合うことの大切さを感じた。生活科の教科書を見せていただき勉強になった。小学校の教科書を見て、今後の保育に役立てられることが多いのではと感じた。」といった感想が寄せられました。
(人権教育研究室)