指導主事としての学びを深める学習会

 大阪府教育センターでは、市町村指導主事が、各校での授業改善を推進したり、具体的な研修等を実施したりするための実践的指導力の向上を目的として、「市町村指導主事学習会」を実施しています。

 7月13日(月)には、京都大学大学院教育学研究科 西岡 加名恵 教授を講師としてお招きし、講演いただきました。今回の学習会では、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、初めてビデオ会議システムを用いて実施しました。

 今回の講演では「『資質・能力』を育成するパフォーマンス評価」をテーマに、西岡教授からは「学校のクラブをPRする。」、「30分で作ることができる和定食を提案する。」といった具体的なパフォーマンス課題例が示されただけでなく、「うまく話し合うためにはどうしたらよいのか」といった児童・生徒への『本質的な問い』が大切であること。また、児童・生徒の姿を評価する際には、あらかじめどのような姿が実現できればよいのかという見通しをもっておくことの大切さについてもお話しをいただきました。

 参加者からは、「学習指導要領(平成29年告示)に基づく学力観を再確認し、それに向けた授業や、評価の在り方について学ぶことができた。」、「評価規準だけでなく、評価方法を明確にすることや、評価する場面を精査することの重要性を学んだ。」、「初めてビデオ会議システムを使用した学習会に参加したが、不安を感じることなく受講できた。」などの感想がありました。

 指導主事として、子どもの「資質・能力」を育むための評価の在り方を学び、それを、どのように学校へ助言していけばよいのか、について考える良い機会になりました。

                                   (小中学校教育推進室)

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