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聴覚障がいのある子どもの学びの充実をめざして(支援教育推進室)

 令和2年9月7日(月)「支援教育実践研修B(聴覚障がいに関する内容)」を実施しました。今回の研修では、聴覚障がいの特性について理解を深め、指導と支援の方法を考えるために、聴覚支援学校の教員及び日本補聴器販売店協会の理事による講義を通して、それぞれの立場の視点からの聴覚障がいのある子どもへの指導・支援について学びを深めました。


 前半は、府立堺聴覚支援学校 窪田 裕美 教諭に、聴覚障がいのある子どもが抱える課題と授業の工夫についてお話しいただきました。聴覚障がいのある子どもは、助詞の使い方や漢字の読み方、語彙の少なさ、言葉の適切な使い方(敬語等)などに課題があることから、授業の工夫や配慮としては、視覚教材(絵や写真)を多く取り入れることや、生活すべてを言語指導と捉えて口声模倣等を行うこと、子どもの正面から顔を見て口元が見えるように話すといった授業の工夫や配慮が大切であることを教えていただきました。

 後半は、一般社団法人 日本補聴器販売店協会 常務理事 育成委員長 竹田 利一 様から、補聴器の仕組みや聴力測定の実際についてお話しいただきました。補聴器の仕組みでは、補聴器の基本構造や種類、性能の向上についてご説明いただき、受講生が補聴器に触れながら調整方法について教えていただきました。聴力測定の実際では、検査の手順や方法についてお話しいただくとともに、実際にオージオメーターを使って聴力測定の体験をさせていただきました。

 この研修を通して、教育現場において一層聴覚障がいのある子どもの視点にたったきめ細かい指導・支援につながることを期待しています。

(支援教育推進室)

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