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授業者の視点で撮った動画から、授業改善のヒントをつかむ(府立牧野高等学校 パッケージ研修支援)

 9月24日、府立牧野高等学校でパッケージ研修の全体会が行われました。

 同校は前年度からパッケージ研修支援に取り組み組織的な授業改善を行っていますが、4月、5月と休校が続いたこともあり、今年度の研修計画を、研究授業を見学する形式から授業動画を視聴するスタイルに変更しました。

 今年度のテーマは「授業力の向上」です。生徒が「わかりやすかった」と思える授業では、教員はどのような動きをしているのでしょうか。これを探るために、授業者の視点から英語科の授業を撮影することにし、授業者が小型のカメラを取り付けたヘルメットをかぶり、授業中にどこを見ているのか、視線の移動がわかるように工夫し撮影しました。

 全体会では、まず担当者から今回の取組目的についての説明があり、続いて授業者が授業の流れを説明しました。授業者が授業を行った後、参加者全員で撮影した英語の授業動画を視聴しました。映像では授業が進むにつれて生徒の誰もが授業に集中している様子がうかがえます。このとき、授業者が教室全体を見渡して生徒一人ひとりの表情を確認しながら語りかけるようにアドバイスを送ったり、机間指導を行いながら生徒の理解度を確かめたりしている様子を確認することができました。

 動画を視聴した後、授業づくりに工夫を凝らすことで「生徒に現れた変化をどのように評価するか。」といった学習成果の見取り方や、「これまでの授業との大きな違いは何か。」という本時と前後の時間とのつながりについて、授業者とともに授業を振り返りました。

 今後、他の教科でも同様に授業者の視点で映像を記録し、同じ教科を担当する授業者同士で授業改善について協議をすすめることで「授業力の向上」につながるよう、教育センターとして全力で支援していきます!

(高等学校教育推進室)

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