新規採用小・中学校事務職員研修(第9回・第10回)

 今年度は、新型コロナウイルスの影響で、これまでWebを活用した研修が続いておりましたが、ようやく本年度採用の小・中学校事務職員が一堂に会した集合型研修を実施しました。

 まず、10月8日(木)は、「プレゼンテーション力を高めるために1」と題して、有限会社 関西レディースコーポレーションの長尾 裕子様を講師にお招きし、プレゼンテーションの基本事項の再確認を行ったあと、プレゼン資料の作り方や、伝達力アップのコツなど、準備段階からプレゼン当日の心構えまで、時系列で大切なポイントを学びました。
 研修では、自己紹介や所属校を1分間で紹介する場面を取入れることで、限られた時間で自分の「想い」を相手に「伝え」、「理解してもらう」ことの難しさを体感したあと、研修のまとめでは「大阪府職員として私たちがめざすもの」をテーマに、グループで資料づくりやスピーチの組立てについて議論し、実際にプレゼンテーションする機会を設け講義で得た「知識」を「実践力」にまで高めました。
 

 受講者は「プレゼンは得意ではありませんでしたが、伝えたいことをはっきりさせて組立てを工夫することで、とても話しやすくなりました!」、「1分間で自分の考えを分かりやすく伝えることの難しさを実感しました。みなさんの発表で参考になった点を、次回研修のプレゼンにいかしたい。」と、表情を輝かせ意欲的に取り組んでいました。


kikaku021109_02.jpg  10月22日(木)の研修では、第9回研修で学んだことを踏まえ、「学校事務の資質能力の向上に向けて取り組みたいこと」をテーマにしたポスターセッションを行いました。

 ポスターセッションとは、まず最初の5分間で各受講者が思いつくまま付箋に書き出した「意見」についてお互いに協議し、考えを共有したあと、プレゼンテーションの流れを意識しながら、共同でタイトルや意見の配置を考えてポスター(掲示資料)を作成していく一連の作業です。
 

 学校事務職員に求められる資質能力として「予算や物品の管理能力」や「コミュニケーション能力」だけでなく、「地域連携」や「リーガルチェック」、「俯瞰する力」等、ブレーンストーミングで受講者から出された様々な意見をKJ法によりグルーピングし、デザインにも工夫を加えながらポスターを仕上げていきました。そうした過程で受講者は「要点を、箇条書きにすることで、伝えたいことが明確にできることを実感できた。」と、実践を通し自信を深めた様子でした。

 作成したポスターを用いて、各班の代表者が3分間という限られた時間の中で自分たちの考えが的確に伝わるようプレゼンテーションをしたあと、受講者同士で活発な質疑応答が行われるなど、2回にわたる研修の成果がさっそくあらわれているようで心強く感じました。

 受講者の皆さんには、今回身につけた「伝える」力をそれぞれの職場で実践することで、学校事務職員として教職員や保護者をはじめとする地域の皆さんと協働し、ご活躍いただくことを大いに期待しています。 (企画室)

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