府立学校リーダー養成研修(第3回)を実施しました。

 9月11日(金)に実施した「府立学校リーダー養成研修(第3回)」は、府立学校首席研修Bコースと合同で開催しました。

 「府立学校リーダー養成研修」は、今後の府立学校を支えていくために、各学校のリーダーとなるための幅広い素養を身に付けることを目的としています。受講者は学校内でリーダーとして学年団や分掌等のチームを運営したり、これからリーダーとしてチームを構築したりする方々です。今回の研修ではリーダーとして組織関係づくり、そしてチームとして課題解決を進めていく上で必要なチームビルディングの考え方や方法を身に付けるために、「チームビルディング -組織の中でどう動くのか-」と題して、ソルナ・クリエイト株式会社 大川郁子取締役に講義・演習を行っていただきました。

    

 この講義・演習では、チームビルディングを進めるための要点が3つ挙げられました。1つめは職場における「チーム」と「リーダー」の在り方についてです。チームとは共通の目的・目標のもとで一人ひとりが役割をもちメンバーが思いや考えを共有している集団であり、そのチームの一員としてリーダーシップを発揮するためには、時代の変化もふまえて柔軟性や結束力が必要であることを学びました。2つめはチームを運営するためには、「自分を知る」、「相手を知る」ことが重要であるということです。自分の傾向性を分析するツールである「ストレングス・ファインダーⓇ」を用いて、まず自分の考え方や感情、行動のパターン等の傾向性を分析しました。そこで得た自分のパターン、傾向性を効果的に活かせるように自分の「強み」にしていくことがチームビルディングで必要であること、また他人の「強み」をチームに効果的に活かすことで相互依存のチームを形成することを学びました。そして3つめはチームにおける「対話」の大切さです。自分がリーダーシップを発揮していくために、だれと、どんな対話を始めていく必要があるのかということを受講者同士で話し合いました。  

 受講者は積極的にグループワークに取り組み、自分の考えを言語化したり、ロールプレイによる対話をしたりして、チームビルディングの学びをさらに深めることができました。

     

 受講者からは「"自分の傾向性を知る"と聞くと、今までは自分の苦手で至らないところを知るのが怖いと感じ、避けていたように思います。ですが、"くせ"をのばして良いのだと知って、その"くせ"を自分の強みにしてチームの中で効果的に活かしていこうと思います。」、「日頃からチームの中での対話の重要性は感じており、チームのメンバーと対話を重ねながら自分のリーダーシップを発揮して、自校の課題を一つずつ解決したいと考えました。」、「リーダーとして他者の苦手なことや弱みも把握し、それぞれの強みとして効果的に自分のチームの運営に活かしたいと考えました。」と今後の教育現場でのチームビルディングの実践に結び付けようとする意欲的な感想が多数寄せられました。

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(学校経営研究室)

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