7月23日(火)にPractical English Teaching Seminar Bを実施しました。
玉川大学文学部教授の工藤洋路先生をお招きし、「英語コミュニケーションⅠ」における指導と評価をテーマとして研修を行いました。
最初にアイスブレイクを兼ねて「生徒の英語運用能力に必要な要素」について、班で意見交流を行いました。「英語を話しやすい雰囲気」「ゲーム要素」「身近な話題」「場面設定」「明確な目標」など、様々な意見が飛び交いました。いずれも、生徒が英語でコミュニケーションを行うのに大切なことですよね。
続いての工藤先生の講義では、単元末に取り組むパフォーマンス課題を見据えて、必要となる知識やスキルなどをどのように授業で身に付けさせていくか、教科書を用いて具体的に説明していただきました。また、観点別学習状況の評価について、例えば、思考・判断・表現の観点では、「実際のコミュニケーションのプロセス」を経ていることがポイントになることなどもご教示いただきました。
研修の後半では、4技能5領域を育成する言語活動と評価方法を構想し、グループで協議しました。2学期以降の授業について、実際の生徒を思い浮かべながら構想していただいたこともあり、実践的で活発な協議となりました。
アンケートには「今日の講義で観点別学習状況の評価方法がよく理解できた」「今回の研修で学んだ視点を、2学期の授業準備やテスト作成の際に積極的に取り入れていきたい」「夏休み明けの授業計画を考えるのが楽しみになりました」などの感想が寄せられました。この研修が、皆さんのより豊かな授業づくりに繋がれば嬉しく思います。
高等学校教育推進室