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「わからない子どもがわかるようになるために」(小学校「算数」授業づくり研修)

 7月22日(月)に、小学校「算数」授業づくり研修を、大阪府教育センターで実施しました。本研修は、小学校算数科の授業づくりに関する指導力の向上を目的としています。

 前半は、授業づくりで大切にしたいこととして、育成をめざす資質・能力と学習評価について考えました。演習では、低学年・中学年・高学年の中から受講者が、学習評価について協議する単元プランを1つ選び、その単元の主体的に学習に取り組む態度の評価の実際について考えました。「多面的に考える」「よりよく表現しようとする」「良さを実感して表現する」をキーワードに、子どもたちが自分の学習状況を踏まえながら粘り強く取り組もうとする姿について具体的にイメージしたことを、受講者が対話しながら考える様子が見られました。

 後半は、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善について考えました。子どもたちの主体的・対話的で深い学びを実現し、わからない子どもがわかるようになるために、クラス全体で学び合いを進めていくポイントについて考えました。6年生「分数のかけ算」の単元において、どの教科書でも取り扱われている面積図を活用して分数のかけ算の意味を捉えさせる学習について、模擬授業を体験しながら、わからない子どもにもわかる説明をクラス全体に求めていくためのファシリテートについて考えました。

 受講者の方々からは、「主体的に学習に取り組む態度をみとる部分がよくわかりました。学校に戻って先生方に伝えていきます。」「今までは『わかるように説明してね』だったけれど、もっと具体的に言うようにしようと思いました。」などの感想をいただきました。

 クラス全体で分からない子どもがわかるような説明をめざしていくことで、子どもたち一人ひとりがそれぞれの学びを深めていけるような授業づくりをめざしていきましょう。

0012.jpg0013.jpg(小中学校教育推進室)

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