岬町淡輪の地域活性化事業に参加しました。

農業体験同好会 顧問 西川道治

 岬町が休耕地再生による地域活性化事業に取り組んでいることを知り、農業体験同好会で淡輪を訪れました。南海本線淡輪駅から徒歩3分、のどかな原風景と澄んだ空気と鳥のさえずりに心癒されて「やる気スイッチON」。まずは、1時間の水田除草作業から開始です。

自然栽培にこだわる再生事業では一切除草剤を使いません。すべて手作業で、イネの成長を妨げる雑草を取り除きます。一人や二人では間に合わないからこそ、多くの仲間と協力し合わなければなりません。手間暇かけたからこそ生徒たちは「食」と「仲間」への「感謝」の気持ちを抱くことができたのではと思います。

 除草作業のつぎは田植え体験です。生徒と教員が列を作って、声を掛け合いながら、均等にイネを植えつけていきます。ぬかるみに足を取られたり、植えたイネが浮かび上がったりもしましたが、手を休めて顔をあげると青々としたイネが並んでいて、それが「励み」なりました。

 除草作業と田植え体験のあと、岬町観光協会メンバーの佐藤様より淡輪に生息する昆虫に関する講話を聴かせていただきました。とりわけ、昆虫食のテーマでは、日本や世界の「食」の歴史や将来の「食」の変化について学ばせていただきました。未来のタンパク源として、培養肉と遺伝子組み換えの大豆に次いで昆虫食が注目されていることを知り、「見た目」や「先入観」で判断してはならないことに気づかされました。

 福泉高校から南へ約40km、大阪最南端の原風景で命の「原点」に出逢いました。このような機会をご用意いただいた株式会社ライフサポート関西の吉本様、NPO団体昆虫エネルギー研究所の佐藤様に感謝申し上げます。

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