2022年3月アーカイブ

2021年度を振り返る

 「一年の計は元旦にあり」日本式?に言えば、一年は1月1日の初日の出とともに始まり、12月31日の除夜の鐘とともに終わりを迎える。時が過ぎゆく寂しさとともに、まだ見ぬ未来への期待が交錯した何とも言えない不思議な時間がそこにはある。  それとは別に、学校や会社は、4月1日に始まり3月31日までを一年とする「年度」で進行している。私たちは、2つの尺度で「一年」を過ごしているということになる。  さて、...

言葉のイメージ

 どきりとする言葉、それは(ポンコツ)。今となっては考えられないことだが、むかし、先生や友達から「おまえは、ポンコツか」なんて言われた記憶がある。  「ポンコツ」〘名〙の本来の意味は、使いものにならなくなった自動車の解体。転じて、中古の、こわれかかった自動車をさす。ポンコツの語源は(1)げんこつを西洋の方が聞き間違えた説。(2)げんこつと英語の「punish=罰する」の混成語の説がある。  さて、...

3学期終業式 校長講話

 おはようございます。校長の片山です。今回も放送にて今年度の終業式を行ないます。メッセージを届けますので、よく聞いてください。  自分たちの身近で(新型コロナウイルス)感染が続いています。私たちができること。何とかなるとか思わず、自分とまわりの大切な人を守るため、(マスクの着用)(うがい)(てあらい)自分が何とかするぐらいの姿勢でいましょう!  ようやく春めいてきました。日本各地で桜の開花も告げら...

くりかえす愉しみ

 子どもは、印象的な光景や動作を観たり、おもしろい話を聞いたりすると、何度もくりかえし同じことを見聞きしたがるもの。自分が幼い時のかすかな記憶と親として子どもとのやりとりの経験からもそう思う。 (大人になると、なぜだかそれが少なくなる。)  何度でも読むことができ、その度、何か大切なことを考えさせてくれる(本)がある。何時間でも言葉も交わさず同じ空間で居ることができる(友だち)がいる。台詞まで覚え...

乗り越えていく

 人生いろいろ♪。昔、そんな歌がヒットした。演歌歌手 故 島倉千代子さんの歌で、とても明るい歌詞や曲調とは言い難く、人生の辛さや苦しみが描かれた切ない内容だった。不思議なことに、(人生いろいろ)のフレーズ後、なぜか観客(若い人も多かった)が「いろいろ♪」と大きな声でアイドルにするようなコールを発する。それが面白くもあり、心地よくもあった。  島倉さんは、生涯2,000曲をレコーディングしたと言われ...

待ちに待った...

 「待ちに待った...」この後に続く言葉は何がよいだろうか。あれこれ考えてみた。どれもこれも、その後にワクワクする単語が続く。  待ちに待った(休日)(給料日)...今思いつくのはこんなところだろうか。小さい頃なら、(遠足)(運動会)(クリスマス)(誕生日)(お小遣い)(お年玉)(テレビ)(学校)(給食)(お昼休み)...、小さい頃の方が、待ちに待ったイベントが多かったような気がする。  「待」と...

みておきなさい

 自分自身、小⇒中⇒高、学校という場所を、なんとなく通過してきた。教師になって分かったことは、実は「学校という場所」について、何もわかっていなかったということ。  教師になって間もない頃のこと。(どう行動すればよいのか)考えても答えが出てこない。夜の職員室で、つい、同じ学年でクラス担任をされている先輩教員に相談してしまった。「校則が厳しくなることを生徒たちにどう伝えればよいか分かりません」  先輩...

卒業式 式辞

 本日ここに高等学校の課程を修了され、晴れて卒業の日を迎えられた皆さん、ご卒業おめでとうございます。ただいま、皆さんに、その証として卒業証書をお渡しすることができ、うれしく思っています。改めて、皆さんのこれまでの努力を讃え、心からお祝い申し上げます。卒業式は「最後の授業」であるとも言われています。これまで支えていただいた全ての方への感謝の気持ちをもちながら、この時間を過ごしてください。  保護者の...