2021年5月アーカイブ

3年生選択科目「実用保育」の一コマ

校長 片山 造  1学期中間テスト終了後の5月27日(木)3・4時間目。3年「実用保育」の授業を見学しました。本日の授業のテーマは、「6月の造形 紫陽花(あじさい)」。ほど良い緊張感の中、生徒たちはスタンピング※の技法を用い、色を重ねながら、作業を進めていきます。そのうち、教室のあちらこちらに思い思いの(あじさい)の花が咲き始めました。雨が降る中、みんなで教室を抜け出し、校内に咲いている(あじさい...

「なんなん!」からの「なんなん?」

校長 片山 造  福泉高校でのこと。クラスにとびきり話が聞けず、なにかにつけ私の言動につっかかってくる生徒(仮称A)がいた。なにか声をかけようものなら、「なんなん!(ほっといてよ)」と返ってくる。それ以上、話が入っていく余地すらない。(どうしたものか)と思案した。同じ中学からきた生徒によると、Aは中学校時代、先生から怒鳴られてばかりいたとのこと。(あんなだけど、ホントはAとても優しくていい奴だよ...

スイッチが入る時

校長 片山 造  高校生の時、突然スイッチが入る(※あるきっかけで、急に考えや気持ちが切り替わること)先生がいた。普段はいたって物静か。授業も耳を澄ましていなければ聞き取れないほど小さな声。今はやりのアクティブ・ラーニングとは程遠く、雑談を交えることもなく講義型の授業が淡々と進んでいく。そういえば、眼鏡をかけていて、いつも難しい専門書を読んでいた。  その先生に突然スイッチが入る時があった。右...

沁(し)みる...

 「先生、今までありがとうございました。先生からいただいた言葉は、僕の宝物です。」これは卒業式の後、さんざん世話を焼かせてくれた生徒が頭を下げながら言ってくれた言葉。その態度はとても立派で職員室にいたまわりの先生から思わず拍手も出たほどでした。そして私自身、嬉しくて人目もはばからず泣いたことも覚えている。その一方で、自分が彼にどんな言葉を話したのかを思い出すことができない。  忘れられない言葉が...

ほめる時は...

 ほめる時に大切なのは、(1)抽象的<具体的に、そして(2)分かりやすく+徹底的にということ。さらに、ほめる時大切なのは、なにをほめるのかということ。ともすれば、「よくがんばった」と、勝ち負けや点数等の(結果)をほめることが多い。ほめないよりはよいが、できれば、その結果に辿り着くまでの(過程)をほめて欲しい。これをするためには、いつも見守り関わり続ける必要がある(=手間暇がかかる)。  現代の若...

2021/5/7 体育祭スタート集会

生徒会部 髙木 浩和  本日午後、各HR教室にて「体育祭スタート集会」を実施しました。実施要項の説明、実行委員長や各団の団長の生徒たちによる挨拶、そして校長先生からのメッセージが全校生徒に届けられました。その後、各HRで過去の体育祭の様子をまとめたオリジナル映像を鑑賞しました。  生徒のみなさん、エントリー種目や係は決まりましたか?①400mリレーに出場する、②綱引きで学年優勝をめざす、③マスクカ...

テストが始まります。

校長 片山 造  今週20日(木)から、1学期の中間テストが始まります。1年生にとっては、高校生活最初のテストです。何事もスタートが肝心とするなら、ここは一番、ばっちり準備をしてスタートダッシュを決めてみてはいかがでしょうか。3年生は就職・進学の進路がかかった大切なテストになります。四の五の言わず?やるしかない!2年生は...とりあえず?頑張りましょう! 本校を卒業したクラスの生徒がしみじみ言っ...

えんどうまめの収穫

校長 片山 造  3年「生命科学」の授業において、2月に植えたえんどうまめの苗が成長し、収穫がおこなわれました。教室で担当の先生からレクチャーを受けた後、学校裏の福泉ファームに移動。たわわに実った(えんどうまめ)を摘み取りました。担当者によると、今年は雨や寒暖の変化が大きく、例年と比べ成長が早いとのこと。真剣なまなざしで懸命に収穫する生徒たちの様子はほほえましいものでした。各自、家に持ち帰り、豆ご...

防災&交通安全学習

校長 片山 造 5月13日(木)5・6限目、各HRにて防災学習&交通安全学習が実施されました。防災学習については、本来であれば、グラウンドへの避難訓練の予定でしたが、コロナ禍において、HRにおけるプリント学習となりました。地震等、自然災害時における注意点や日頃から備えておくことの大切さについて学びました。 交通安全学習は、映像をみながら交通ルールや自転車の乗り方について確認をしました。本校...

名前だけでも覚えて帰ってください!

 ある先輩教員の話。その先生は、すべての生徒の名前と顔はもちろんのこと、特技や好きなものまで知っていた。先生のまわりにはいつも、自然と生徒が集う。生徒と先生のやりとりを聞いていると、生徒が一方的にしゃべり、先生は「そうかそうか」と聞いている。先生は話すきっかけを与えるだけ、必要以上に語らない。先生と過ごしている時の生徒たちの居心地のよさそうな様子が忘れられない。  (よしこれだ!)真似をしてみた...

学校の食堂

校長 片山 造  学校で思い出の場所といえば、それは授業を受けた教室であったり、部活動の部室であったり、人それぞれ。そんな中、意外によく聞かれるのが「食堂」。お昼休みはもちろんのこと、休み時間に食べたポテトやからあげ、アイスに菓子パン...どれもこれも美味しく笑顔をうみだすものばかり。 府立学校の食堂は、どこも外部の業者さんが入り運営されています。我が福泉高校も開校当初から同じ業者さんに入ってい...

祖父の教え

校長 片山 造  祖父の趣味は俳句をつくることで、俳号を持ち、俳句のコンクールに応募し句集まで出していた。本棚を整理していると、祖父の句集とともに「俳句覚書」が出てきた。そこには、俳句の心得が書かれていた。これがまさに「生きること」に通じると思えるものばかり。 ①「意味が通じるかどうか」ひとり合点は駄目です。②俳句は五七五ばかりではありません。十七音になっていればいいのです。③相手が「そうですか...

3学年 分野別進路説明会

校長 片山 造  本日午後、本校において「分野別進路説明会」が開催されました。生徒は30分単位で3回、学校(大学や短大、専門学校)のブースに移動し、担当者から分野・職種別の説明を受けました。就職を希望している生徒には、面接講座の後、模擬面接が実施されました。ある教室をのぞいてみると、黒板に「先言後礼」と書かれていました。これは、面接等で挨拶をする際、言葉と動作を分けるという教えですね。大切なことは...