2022年4月アーカイブ

かなしみ

 私の知り合いに、ディズニーアニメのキャラクター(かなしみ)によく似た人物がいる。ゲームセンターで初めてそのキャラクターの写真を見た時、(あっ)と驚き、思わず彼女を思い出し、笑顔になったことを思い出す。そのことを本人に伝えると、「ほんとうだ」と大笑いしていた。  彼女はかなしみに似ているだけであって、日々、かなしみに包まれ過ごしているわけではない。もちろん、彼女にも過去に亡くしたものや失ったものは...

交通安全講習会

 4月25日(月)5時間目、各教室で「交通安全講習会」が実施されました。目的は、(自転車の交通ルールを知り、交通安全の意識を高めること)。担当の先生がプリントを活用して交通ルールの確認とデータに基づく説明、映像による交通安全の啓発がおこなわれ、最後に、自己点検としてアンケートを記入しました。  人生で何らかのカタチで交通事故にあう確率は1/2とされています。(被害・加害含む)  (自分だけは大丈夫...

「奇跡の教室」

 伝説の国語教師 橋本武先生を描いた「奇跡の教室~エチ先生と『銀の匙(さじ)』の子どもたち~」を読んだ。先生は教科書を一切使わず、一冊の薄い文庫本、中勘助著『銀の匙』を中学校の3年間かけて読むという授業をおこなっていた。  『銀の匙』は、明治時代後期の少年が主人公の私小説で、少年の心の描写とその周辺で起こる出来事や当時の社会風景が繊細かつ丁寧に描かれている。明治時代ということもあり、わからない(も...

たからもの?おくりもの?

 私が中学1年生の時の話。社会科の地理の時間に担任でもある室谷五郎先生が「エジプトはナイルの賜物(たまもの)。この意味を説明することのできる人はいますか」とクラスに問いかけた。以前、授業で先生が言ったことを覚えていて、ノートにメモもとっていた私は、それを確認してから、力強く手を挙げ自信満々に「エジプトにとって、ナイル川は豊かな恵みをもたらす(たからもの)という意味です」と答えた。  次の瞬間、室谷...

博物館、そこには...

 『世にも奇妙な博物館』そんなタイトルの本を読んだ。日本には、5,700以上の博物館があるとのこと。筆者は六年の歳月をかけて750の博物館を訪れ、えりすぐりの55館を紹介している。そのなかで、私の心に留まった博物館をいくつか紹介します。 (1)「学校給食歴史館」(埼玉県北本市)100年以上にわたる学校給食の歴史を年代別の食品サンプルや年表、写真パネルで紹介している(2)「日本自動車博物館」(石川県...

高校生活、思いっきり楽しもう!

生徒会部 高木 浩和  4月12日(火)午後、本校体育館で新一年生に向けて「新入生歓迎会」を行いました。  内容は、①(学校行事や部活動についてまとめたオリジナル映像を上映)、②(軽音楽部による歓迎LIVE)を披露しました。そして、部活動生徒によるクラブ紹介の後、③(ダンス部によるパフォーマンス)で歓迎会は大いに盛り上がりました。  新入生の皆さん、いよいよ福泉高校生活が始まりましたね。三年間、思...

意外と簡単!

 1980年代半ば、卒業旅行で中国を訪れたことがある。香港⇒広州⇒桂林をまわり、最後に北京に入った。北京では、天安門広場や故宮博物館を訪れた。その後、北京郊外の観光地、万里の長城等を回ろうと思っていたところ、天安門広場横のバスターミナルで格安のバスチケットを購入することができた。  安いのにはそれなりの理由があった。バスに乗り込んでみると、シートはボロボロ、床の所々に穴まで開いていて地面が見えた。...

ノンバーバル・コミュニケーション

 言葉を使わないコミュニケーションを(ノンバーバル・コミュニケーション)という。人類学者レイ・バードウィステルの実験によると、言葉によって伝えられるのは35%であり、残りの65%は見た目やしぐさ、声の質や大きさ・話す速度・視線、そして姿勢によって決まっていることがわかっています。  言葉で相手に伝えることは重要。自分の思いを伝えるために苦心するのも尊い行動。そのためには、(ここちよく)相手とコミュ...

始業式校長講話(ダイジェスト)

①今日の学校帰り、自分のまわりの(春を感じる何かをひとつ)をみつけてください。 ②自分とまわりの大切な人を守るため(マスクの着用)等の感染防止を続けることです。 ③『学校に来る意義』は?実は「学校」という漢字にその答えは隠されています。 ④本日、入学式があり第40期生が入学します。福泉高校は創立40周年を迎えます。 ⑤皆さんにお願い (その壱)校舎を美しく!⇒清掃活動をしてもらいます。 (その弐)...

令和4年度 第40回入学式が挙行されました

 4月8日(金)の午後、本校体育館において、福泉高校 第40回入学式が挙行されました。その様子と式辞を掲載します。 (学校長式辞)  桜の花が舞い、心地よい春風が吹いています。日々新型コロナウイルスの感染が報じられる中、本日ここに、令和4年度第40回大阪府立福泉高等学校入学式が盛大に挙行されますことを、心より感謝申し上げます。  ただいま入学を許可しました大阪府立福泉高等学校第40期173名の新...

桜にまつわるお話

 (太平洋と日本海を桜でつなごう)バスの車掌、佐藤良二さんは、そんな思いで1966年から勤務していたバス路線(愛知県名古屋市から石川県金沢市まで)にたった一人で桜の苗を植え続けました。きっかけは、ダム建設によって水没する桜の木「荘川桜」が地元の人々の強い願いでダムの畔に移植され、美しく咲いたことに感動したからだと言います。佐藤さんはその後12年間、一人で桜の苗を植え続けました。その数、2,000本...

あたらしいの...

 最近、家で子どもがよく言うこと。それは(あたらしいの~)。  あたらしいのに続いて、「ダンス」「絵本」「おばけ」...、際限なく続く。そして、その言葉を聞く度に感動してしまう自分がいる。それは、子どもの成長を嬉しく思うばかりではなく、(あたらしい)という言葉に対する想いがあるからかも知れない。  もちろん、「あたらしいもの」に対する時、不安もあるが、それ以上に、まだ見ぬモノに対する憧憬(あこがれ...