令和4年度 第40回入学式が挙行されました

 4月8日(金)の午後、本校体育館において、福泉高校 第40回入学式が挙行されました。その様子と式辞を掲載します。

(学校長式辞)

 桜の花が舞い、心地よい春風が吹いています。日々新型コロナウイルスの感染が報じられる中、本日ここに、令和4年度第40回大阪府立福泉高等学校入学式が盛大に挙行されますことを、心より感謝申し上げます。

 ただいま入学を許可しました大阪府立福泉高等学校第40期173名の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。福泉高校の教職員・生徒を代表し、みなさん一人ひとりに心よりお祝い申し上げます。福泉高校でこれから学ぶ皆さんの門出にあたり、お祝いの言葉とひとつの詩を贈らせていただきます。

 私から皆さんに贈るお祝いの言葉、それは、「この瞬間からベスト」という言葉です。

 みなさんが入試で提出した「自己申告書」を読ませていただきました。そこには、今までみなさんが頑張ってきたこと、やり残してきたこと、これから挑戦したいことが書かれていました。

 皆さんには、これから訪れるであろう大切な時に大切な人に(自分の言葉で、自分の気持ちを伝えることができる)そんな人になってもらいたい。そのために、ここ福泉高校でステキな大人になるための(種をまき)思い思いの(花を咲かせて)ください。我々、福泉高校の教職員は皆さんのそんな姿を【とことん】応援します。 さあ、今、この瞬間からベストです。

 「保護者の皆様、本日は(お子様)のご入学おめでとうございます。今日まで応援し続けられた保護者の皆様にも、本日は喜ばしい日であると存じます。高校時代は、人生において大人への一歩を踏み出すとともに多感で悩み多い時期でもあります。保護者の

 皆様、どうか温かいご支援とご協力をいただき、素敵な大人になるために、共に育んでいただきますようお願いいたします。

 谷川俊太郎さんの「生きる」という詩の一部をご紹介します。

「生きる」谷川俊太郎

生きているということ

いま生きているということ

それはのどがかわくということ

木もれ陽がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみすること あなたと手をつなぐこと

生きているということ

いま生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ

生きているということ

いま生きているということ

鳥ははばたくということ

海はとどろくということ

かたつむりははうということ

人は愛するということ

あなたの手のぬくみ

いのちということ

本日、ここ福泉高校に入学したみなさんの限りない可能性を祝し、式辞といたします。

令和4年4月8日

大阪府立福泉高等学校長 片山 造