2023年3月アーカイブ

言葉の裏にある真理

 京セラの創設者 稲盛和夫さんのお話。日頃から、稲盛さんは社員たちに「私にできるのだから皆にもできる」と語っていたそうだ。もちろん、そんな訳はなく、稲盛さんでしかできないことが多くあったはず。稲盛さんは(あの人だからできると決めてしまうことで、その人の学びが止まってしまう。)ことを伝えたかったのではないだろうか。  また、「人のせいにして問題は解決しますか?」という問いかけもされていたとのこと。何...

必要なことを再考する

 相対性理論で有名なアインシュタインは、自宅の電話番号を覚えていなかった。その理由は、電話帳を見ればわかるから。  アインシュタインの言葉をもう2つ。 (失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である。) (常識とは、18歳までに積み重なった、偏見の累積でしかない。)  どんな体験と背景でうみだされた言葉か定かではないが、考えさせられる言葉であることに違いはない。

本気に触れる

(井原慶子さん)は数年前までルマン24時間に出場していたレーサー。井原さんがレーサーになるまでの経緯がおもしろい。学生時代、スキーのモーグル競技をしていた井原さん。その資金をかせぐため、様々なアルバイトをしました。その中のひとつが、レースクイーン。井原さんはレース場で、ある人々と出合います。それは、今まで合ったことのない(人間の本気を出している人たち)。レースでは、メカニックがネジを一本締め間違え...

泣ける○○ってなによ?

SNSを検索していると。「泣ける...」という記事や動画をよく見かける。 昭和の青春ドラマの主題歌に「涙は心の汗さ♪」という歌詞があった。小学生の私は、なにも分からないまま大声で歌っていた。今ならその歌詞の(しょっぱい)意味も少しはわかるような気がする。 「泣いたら楽になるよ」友人からそう言われたことがある。その時は、人前で泣くなんて...と思っていたが、最近では、それを抑える術さえないほど、なに...

連想ゲーム

 その昔、人々はたしなみとして短歌や俳句をつくり、折々の思いや出来事を詠み込みながら言葉遊びに興じていたという。その域には到底達してはいないが、私も時折、言葉の連想ゲームをすることにしている。  不思議なもので、環境や気持ちがネガティブな時は、連想するワードがネガティブに。ポジティブな時は、どこまでもポジティブな言葉の数珠つなぎになる。さて、本日はどんな言葉が飛び出してくるか?(ワクワクそしてハラ...

はじめてのこと

 小学校の帰り道、育ち盛りの私は常にお腹がすかせていた。学校帰りには、行きつけ?の店で(たこ焼きや豚まん)を買って友達と食べると決めていた。  ある日の帰り道、いつも以上に腹ペコだった。僕たちは、お腹を満たすために、迷うことなく行きつけの店に向かった。しかし、その日に限って、その店がなぜか閉まっていた。(はあーっ)という溜め息とともに、空腹は耐え難いものになっていた。そんな時、友だちが言った。「そ...

素敵な言葉

食堂にむかう廊下を歩いていると、ある言葉が視界に飛び込んできた。それは授業で生徒が制作した書道作品のひとつ。そこには、こう書かれていた。 (花も実もある) 意味は(外見が美しいだけではなく、内容も充実していること) 思わず立ち止まって見入ってしまった。 実は、この言葉は、平安時代の作品「源氏物語」の明石のくだりにも登場している。 今日は桃の節句。桃の花を思い、(花も実もある)とつぶやきながら食堂へ...

第38回 卒業証書授与式

 本日、本校体育館において、第38回卒業証書授与式が挙行されました。コロナ禍?ではありますが、生徒については、マスク着用が個人の選択に委ねられており、半数近くの生徒の顔(表情)をみながら式辞を届けることが出来ました。  卒業生代表の答辞のなかで、「お父さん、お母さんいままでイロイロあったけど、ありがとう」の言葉に胸がつまりました。卒業式後の38期生ムービーも制作者の気持ちが込められたステキなもので...