「スケアードストレート」を実施しました。

生活指導部 西川道治 

 11月28(木)5限、本校グラウンドで1年生を対象に「スケアードストレート」を実施しました。「スケアードストレート」とは、恐怖を実感することでそれにつながる危険な行為を未然に防ぐ教育手法です。今回は、生徒が自転車ルールの大切さを学ぶために交通事故を再現していただきました。

 スタントマンの体を張った熱演が、木枯らしと冷雨で凍えた体を温めてくれました。自転車の「傘さし走行」「スマホながら走行」「並進」「二人乗り」など、ルール違反による事故が再現されると、生徒たちは想定外の事態に悲鳴をあげ目を奪われていました。

 時速40kmで走る自動車と自転車の事故は、予想を大きく上回る目を覆いたくなるほどの衝撃でした。「見通しのわるい交差点事故」「追越時のドア開放事故」「サンキュー事故(右直事故)」が再現されると、生徒たちからはスタントマンの身を案ずる声が上がりました。また、「内輪差による巻込事故」では、体験参加した生徒2名が、迫り来る大型トラックに驚き、思わずのけ反りました。

 演目中、事故の再現だけではなく、「正しい自転車ルール」と「どうしたら事故を回避できたか」が丁寧に解説されました。そこで語られた「事故は一瞬の惨事、"笑顔で家を出たら笑顔で家に帰る"こんな当たり前が素晴らしい。」という言葉が心に残りました。

 「スケアードストレート」終了後、教室でアンケートを実施しました。多くの生徒が日頃の自身の自転車走行を見直し、今後は安全な走行を心がけたいと回答してくれました。株式会社ワーサルの皆様、ありがとうございました。

DSC08512.jpg DSC08517.jpg
DSC08532.jpg DSC08540.jpg DSC08535.jpg

【アンケート結果】(1年生194名より回収)

1.今回の授業はためになりましたか。           肯定回答 98%

2.今回の授業は交通ルールへの意識づけになりましたか。  肯定回答 97%

3.今回の授業で一番印象に残っていることは何ですか。(記述より抜粋)

  ・2人乗りで車道に投げ出された後、車に轢かれたこと。

  ・徐行一旦停止と左右後方確認が大事と思った。

4.今回の感想を書いてください。(記述より抜粋)

  ・人の命がこんなに簡単になくなるのかと思った。

  ・スマホのながら走行や右側走行をやめようと思った。

  ・事故を起こさないために交通ルールを守ろうと思った。