仕事を考える

校長 片山 造

高校入学後、間もない時のお話。担任の先生から進路希望調査の紙が配付された。そこには、あなたが志望する大学学部5つと将来なりたい職業を3つ記入して提出しなさいと書かれていた。大学のことはよくわからなかったので、適当に記入した。さて、職業は何をかけばよいのか?はたと困ってしまった。紙の裏に例として類型化された数多くの職業の名前が書いてあったが、そこに、私が将来したい職業がなかったからである。とりあえず、その他の職業に○、その内容を具体的に記載せよという欄があったので、素直な気持ちで3つ書いた。ひとつは「映画評論家」...大好きな映画をみてお金がもらえるので。あとふたつ書いたが、覚えているのは「みんなを笑顔にできる仕事」。その後、先生から呼び出され「ふざけるな!真面目に書け」と言われた。

仕事の数は日本だけでも17,000、世界となると、50,000あると言われている。その中で、この仕事こそ自分の天職だ!という仕事に巡り合うのは至難の業である。

「仕事の出来栄え」それは他者が評価すること。言えるのは、仕事ではないけれど今も映画を観たり、趣味で映像編集をしたりてしていること。今も変わらず、とびきりの(笑顔)が好きだということである。