残念という言葉、阻止計画!

 最近、子どもが会話の終わりに(残念!)という。

 例えば、お出掛けの帰り道。

「これからどこにいくの?」「うちに帰るよ」「帰るのかぁ、残念」

 例えば、ゲームセンターのUFOキャッチャー。何度か挑んでみるが、なかなか獲ることができない。もう一回だけが続く。結果、もう少しのところで獲れない。すると、

「獲れなかったかぁ、残念」「でも大丈夫、でも残念。今度とれるといいなぁ」

 残念が(あきらめ)への入口だとすれば、親として何とか食い止めたい気持ちになる。

 ホイホイと子どもの言うことを聞いていると躾(しつけ)にはならない。その一方で、子どもが残念を積み上げないようにする環境や社会をつくっていくことが、(言い聞かせること)と同じくらい大切な大人の果たすべき役割なのかもしれない。