4月に実施した学力調査にかかる説明会を開催

 本日6月21日(水)岸高ホールにおいて、4月当初に実施した学力調査に関する生徒向け説明会を3年生は4限、2年生は5限、1年生は7限で、学年ごとに実施しました。それぞれ各学年の進路指導担当教員が説明を行いました。大学受験に向けた各学年における現時点での状況を踏まえた内容であり、各担当からの熱い思いが十分に伝わってきました。

 この学力調査では、学習に対して、行動面での「学習習慣」と「学習方法」、態度面での「粘り強さ」と「自己調整」の4つを指標とすることによって、どのように学習に取り組むべきなのかという方向性を示しています。

 「学習習慣」で重要となるのが学習スタイルの確立です。日頃から忙しい生活の中でいかに学習時間を生み出すのかが最重要課題になります。毎日の授業で分からないことが積み重ならないよう、「岸高手帳」を有効活用し、週単位での学習計画と学習時間の見える化に努めてほしいです。「学習方法」では基礎を大切にしながら、苦手な教科・単元をつくらないことが重要となります。定期的に行われる学力調査や模試などをうまく活用し、自分自身の学習状況、学力の定着状況の把握に努め、分からないことは先生に質問するなど、随時、補っていってもらいたいです。

 「粘り強さ」と「自己調整」といえば、観点別学習状況の評価における「主体的に学習に取り組む態度」の視点であり、今まさに求められている「学びに向かう力」です。「学習方法」とも関連しますが、「単なる暗記ではなく理解すること」、「あきらめず分かるまで考えること」など、そういった態度の育成をめざさなければなりません。

 こうした内容をベースに各学年の担当が独自に工夫したスライドを作成し、説明を行っていました。3年生では話しの最後に、「大学受験は『自分』で」というメッセージがありました。保護者や教員に相談することは必要ですが、大学受験は自分の将来にも大きく関わることですから、生徒自らが主体的に多くの情報を集め、分析し、最終的には自分自身で判断してもらいたいと思っています。

 2年生では、学力調査の結果データに基づき、国・数・英のバランスが悪いと結果が下がってしまうこと、日頃の学習時間が少なすぎるといったことなどについての話しがありました。また、進路にかかる説明を終え、残った10分程度の時間で、10月に実施する沖縄修学旅行に関する話しがありました。3泊4日の行程の説明に対して、その都度、生徒全員がすばらしく反応していました。特に3泊めとなるホテルの外観や内装の写真が写された際には大きな歓声があがりました。

 1年生では、目標(ゴール)を設定しよう、またゴールまでに中間地点(目標)を置き、目標を刻んでいこうという話しがありました。また、学力調査に関する説明の後、理系・文系選択について話しがありました。本校では1年生の11月に提出する科目選択の際に、理系または文系を選択することになります。先のことを見据えてしっかりと考えてほしいと思います。そして最後に、学年主任から、学習に関すること、学校生活に関することなどについて話しがありました。

 それぞれの学年の生徒にとって、とても有意義な時間になっただろうと思います。本日の話しを受けて、速やかに日頃の生活を見直し、改善する方向で行動してくれることを願っています。

  

  

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