昨日４月22日（月）15：30から岸高ホールにおいて「英国研修プログラム説明会」を開催しました。本校が今年度新たに企画したイギリス研修についての生徒・保護者を対象とした説明会です。７月27日（土）から８月６日（火）までの11日間の研修です。本研修の目的としては、英語発信力・実践英会話力の向上に加えて、異文化を理解し異なる価値観・考え方を受け入れようとする心や、イギリス史の知見を深め世界への関心を高めることなどが挙げられます。
昨日はおよそ60組の生徒、保護者の方にご参加いただきました。保護者の皆様方にはお忙しい中、ご来校いただき、ありがとうございました。
説明会の始まりにあたり、私から挨拶をさせていただきました。まずは、多くの方に参加いただいたことにお礼を申し上げました。夏休み期間中であり、部活動、SSHサイエンスツアーや東京方面大学ツアー、グローバルリーダー養成プログラム（校内版）などとも重なることから、どれぐらいの方に参加いただけるのか気になっていました。最終の参加者数はまだ分かりませんが、今年度新たに、オーストラリア研修とは異なる夏の時期に、異なる内容の海外研修をもう１本企画してよかったと思いました。イギリスの魅力によるものなのか、多くの方に関心を持ってもらうことができ、とても嬉しいです。
また、様々な取組にチャレンジ精神を持って積極的に参加し、未知の体験を通して、多くの学びを積み重ねてもらいたいと話しました。特に、多様性と英語によるコミュニケーション力を身に付けることは、グローバル化が進展するこれからの時代を生きていく生徒たちにはマストだと考えています。
私の挨拶の後、本研修を企画・実施する旅行会社の担当者から、現地のプログラムの内容について説明がありました。今回の研修では、午前中３時間×５日間の他国の生徒たちと一緒に学ぶESL有資格の英語講師による英語レッスン、午後は大学のグラウンドや体育館での他国の生徒たちと一緒に行うスポーツやアクティビティ、夜はアクティビティやゲームなどを通じた他国生との交流などが計画されています。また、研修の後半には、オックスフォード大学での学生との交流や、テームズ川クルーズを含めたロンドン終日研修も予定されています。３月に実施したオーストラリア研修はホームステイでしたが、この英国研修はバース大学寮（１部屋１名の個室）に滞在するため、夜までみっちりとアクティビティが入っており、より多くの時間、他国の生徒たちとの英語による交流を楽しむことができます。
また、プログラムの内容に加えて、バース市やバース大学のキャンパスなどについて動画を使っての説明がありました。大学の食堂の写真も映されていました。私には美味しそうに見えたのですが、イギリスの食事はまずいということを強調されていました。物価も日本の２倍以上だという話しもありましたが、イギリスに定住するのではないので、そうしたことも経験なのかと思いました。
担当者の方から生徒たちへの言葉で、様々な国から集まっているため、レッスンやアクティビティなどにおいては積極的に参加してほしいという話しが印象に残っています。性格によるのでしょうが、日本人は比較的医遠慮しがちなのだろうと思います。特に、海外などに行くと余計にそうなるのかもしれません。ただ、実際に海外に行って、積極性が身に付いて帰ってきたという生徒の話しもしてくれました。全く初めての人たちとの交流になるのですから、恥やプライドは捨て、前のめりになって取り組んできてもらいたいと願っています。
また、説明会の最初のほうに「皆さんが研修に参加しようという目的は？」という質問がありました。私も行動するにあたっては目的・目標を意識することが大切だという話しをよくしますが、その目的・目標がないとせっかく体験したことも自らの成長に繋げることができないかもしれません。すなわち、明確な目的・目標がないのならば、行くだけ時間もお金も無駄になるのだろうと思います。行くならば、改めてしっかりと目的・目標を定めてください。そのうえで、本日の説明を踏まえて、参加についてご家庭で十分に検討いただきたいです。研修への参加を希望される場合は４月30日（火）までに本申込をよろしくお願いします。
