第3回「総合的な探究の時間」意見交換会を開催

 7月10日(月)午後2時30分から本校会議室において、「岸和田高等学校第3回『総合的な探究の時間』意見交換会」を開催しました。この意見交換会は第3回とあるとおり、一昨年度、昨年度に続く3回めと開催となります。当日は、本校が実施する課題研究や科学系クラブが行う取組に対しサポートいただくことについて覚書を締結している大阪工業大学の岡山副学長と兵庫教授にもご参加いただきました。

 サブタイトルを「~泉州の探究を考える会~」としており、泉州地域の府立高校で「総合的な探究の時間」を担当している先生方が、各校での探究学習の取組や運営方法などを共有し、自校での取組の充実に活かしていただくことを目的に実施しています。

 また、本校では平成23年度に「グローバルリーダーズハイスクール(GLHS)」および「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定され、この間、課題研究に取り組んでおり、その成果を発信する機会として位置付けているところでもあります。

 今回は府立高校7校の先生方9名にご参加いただきました。1学期の成績処理等でお忙しい中、また、会議が始まる少し前からのひどい雷雨の中、ご来校いただき、ありがとうございました。

 意見交換会では、出席者の自己紹介の後、本校の課題研究における取組について紹介しました。その後、私から「総合的な探究の時間」について、学習指導要領にある目標や求められている取組、その取組を通して生徒に育成すべき資質・能力などの話しをしました。そして、2つのグループに分かれての各校の取組紹介や意見交換の後、グループを入れ替えての取組の共有、最後に岡山副学長からお話しをいただき閉会しました。

 「総合的な探究の時間」については、高等学校学習指導要領が改訂され、移行措置としてすでに平成31年度入学生から実施されています。各校が全体計画として、学習指導要領における目標と各校の教育目標などを踏まえた「総合的な探究の時間」で育成をめざす資質・能力や取り組むべき探究課題などを設定したうえで、実施計画書を作成し、それに基づき実践されているところです。各校の先生方の話しを聞いていて、それぞれに工夫されていること、また苦労されていることがよく伝わってきました。特に、教員の指導体制や外部との連携といった点で共通の課題があることが見えてきました。

 これからの生徒に育成すべき資質・能力として、「知識および技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱が示されている中、特に、生徒が「主体的に学ぶ」「情報活用能力を身に付ける」などの点で、「総合的な探究の時間」の役割はとても重要となっています。

 今回の意見交換会を契機として、今後もそれぞれの学校が継続して情報を共有し、連携・協力することで、互いの取組の改善・充実につなげることができればと考えています。本校が中心となって、そうした役割を果たしていくことができればと思っています。今後ともよろしくお願いします。

  

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