GLHSサンフランシスコ研修成果報告会 報告

 12月16日(土)13:00から府立天王寺高等学校において、7月29日(土)~8月5日(土)の8日間、グローバルリーダーズハイスクール(GLHS)10校の生徒3名ずつ計30名が参加したGLHS10校合同海外研修(サンフランシスコ研修)の成果報告会が行われました。

 GLHS10校合同の海外研修はGLHS設置当初から10校協働した取組の大きな柱として、継続して実施されてきました。ただ、新型コロナウィルス感染症の拡大により実施できない状況が続きましたが、今年度久しぶりに再開されたところです。

 各校から参加した3名の生徒は、多くの参加希望者から選抜された各学校の代表です。この30名が現地大学生をリーダーとしたグループで「デザイン思考」について実践的に学んだり、UCB(カリフォルニア大学バークレー校)で同大学生との交流やインタビュー、キャンパスツアーを行ったり、現地のIT系企業や科学博物館を訪問したりしました。とても盛りだくさんで充実した研修内容です。終了後、本校から参加した3名が校長室に報告に来てくれましたが、その時体験したことを思い出してか、興奮気味に本研修のすばらしさを訴えてくれたのを覚えています。

 私が天王寺高校の会場に入った時にはすでに生徒たちは集まっており、この後始まる成果報告に向け、緊張した面持ちで喋ることを確認しながらも、仲良く楽しそうに話しをしていました。とてもよい雰囲気でした。GLHS10校の生徒が集まる機会は他にもありますが、ここまでチーム(仲間)として関われるものはないかと思います。こうした取組を他にも増やしていきたいなと改めて感じました。

 今回の報告会では5人ずつA~Fの6つのグループに分かれ、各グループがそれぞれの視点で、研修で学んだこと、今後のことなどについて英語で報告しました。同じ研修に参加しても感じることはそれぞれ異なるため、他者の視点を知ることはより研修効果を高めることになります。また、今回の報告会は改めて研修を振り返るよい機会にもなっただろうと思います。

 なお、この報告会は令和6年2月10日(土)に大阪大学で開催されるGLHS合同発表会において研修報告を行う代表グループを決定する選考会も兼ねています。GLHS合同発表会ではこれまで、合同研修に参加した生徒全員(20名程度)が英語で話しをしていましたが、今年度は参加者が30名に増えたため、時間が限られている中、代表グループを選考により決めることになりました。

 生徒には事前に「学びの可視化(研修での学びが明確に伝わるか)」、「発表資料(スライドの見やすさ)」、「メッセージ性(聴衆に思いが伝わるか)」の3つの観点について3段階で審査されることが伝えられていました。生徒たちはそのことを意識しながら、発表資料を作成し、報告しました。

 本研修で生徒を引率いただいた教員から評価の観点を再確認した後、1グループ5人15分の持ち時間で発表が開始されました。生徒たちは1人あたり3分程度、英語でメッセージを伝えなければならないこともあり、緊張した様子でしたが、しっかりと発表していました。数学科の教員であった英語が苦手な私にとっては、生徒たちの凄さに感心するばかりでした。

 6つのグループの発表が終わった後、審査を行った教員が集まり協議した結果、代表1グループを決めるのは難しいとの判断で、最終、2つのグループが選考されました。GLHS合同発表会において成果報告することが決まった2グループ10名にはチーム30名の代表として、今回の経験を活かし、当日は堂々と自信を持って発表してもらいたいと思います。いろいろと忙しいとは思いますが、まだ時間はありますので、しっかりと準備してください。GLHS合同発表会で改めて成果報告を聞かせてもらえることを楽しみにしています。

 生徒の皆さん、お疲れ様でした。また、今回の海外研修に引率いただいた先生方、並びに審査いただいた先生方に感謝申し上げます。

  

  

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