授業のユニバーサル化の研修

 今日から全学年が後期中間考査に入りました。昨日も遅くまで残って学校で勉強している生徒の姿が多くみられました。

 さて、教職員は「授業のユニバーサルデザイン Vol.1 視覚化」をテーマとして秋の校内研修を実施しました。これは学校方針に掲げた「インクルーシブナ学校づくりの徹底」を目的としています。今年度は聴覚に障がいのある生徒への情報保障のため、文化祭でもすべてのクラス劇に字幕がつけられたり、始業式をはじめ多くの行事において視覚による支援が行われています。そこで授業における「視覚化」をテーマとし、生徒の皆さんにもっとも身近な授業やその中での板書においてどのような工夫ができるかを学びました。

 今回は食料破棄と飢餓問題についての記事を取り上げて、それをもとに授業をするなら、どのような「視覚化」をしながらすすめられることができるかを、数学科、英語科、理科の3名の教員に、それぞれの教科の切り口から実際に模擬授業を10分ずつ行ってもらい、全員で意見交換等をしました。3名の教員の模擬授業は、それぞれが教科の個性を出しながらも「視覚化」を意識した内容のもので、とても参考になるものでした。また、大阪府立だいせん聴覚高等支援学校からも地域連携室長の教員にお越しいただき、指導と講評をしていただきました。

 今後もこうした研修を積み重ねながら、授業のユニバーサルデザイン化を推進していきたいと存じます。

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