「第6回フランコフォニーを発見しよう!」(東京)

1213日(土)、中央大学(東京都)で行われた高校生・大学生対象の「第6回フランコフォニーを発見しよう!」のルポルタージュ発表の部に、本校CRCF(フランス語文化研究会)会員の生徒5名が出場し、「TV5(テ・ヴェ・サンク)賞」を受賞しました。出場したのは、3年生の安井さん、橋本さん、2年生の西くん、鳥井くん、山口くんの5名です。

 「フランコフォニー」とは、フランス語の話者(francophone、フランコフォン)で構成される国・地域の総体を指す言葉です。与えられたテーマは、「日本におけるフランコフォニーを見つけてレポートすること」。CRCFの生徒たちは、9月末に、京都にあるフランコフォンの生徒が多く通う《リセ・フランセ・ド京都》の取材から本格的に準備を始めました。秋の仏語コンクール(第3位など獲得)もあるなか、熱心に話しこんだりシナリオを練ったりするなど努力を続けました。発表の行われる東京との往復も、出費を抑えるために高速バスでの移動です!

 CRCFの発表内容は、《リセ・フランセ・ド京都》についての報告だけで終わりませんでした。CRCFの生徒たちは、京都のフランコフォニーで出会った生徒たちの国籍・言語・考え方の様々な「違い」に驚いたと同時に、発表へのミーティングを通して、自分たちの松原高校にもある多様性に気づきました。発表の最後に、「フランス語や人権について学ぶ自分たちは、フランコフォニーの一員といえる」と主張してまとめました。また、「日本人の友達ができない」と言ったリセの生徒を、本校の文化祭に招いて校内を一緒にめぐったことも紹介しました。

 主催者は「発表に順位を付けない」とコメントしていますが、フランス語で放送されている国際チャンネルがスポンサーとなっている「TV5賞」は、最も高く評価された団体に贈られる賞です。CRCFの生徒たちは、慶応義塾高等学校、筑波大学などの出場校より先に、在日ジブチ大使、在日フランス大使館言語担当官、NHKフランス語講座で有名なミカエル・フェリエ教授、パトリス・ルロワさんらが居並ぶ前で表彰を受けました。日本フランス語教育学会(主催者)古石篤子会長は「発表で「自分たちにもいろんな違いがあります」と言っていた生徒さんに、どんな多様性があるのかと思い、終わってから質問したら、みなさんしっかり説明し自分のことを答えていらした。素晴らしかった。また、紹介されていた松原高校の建学の理念に強く感動した。」とお話し下さいました。

 CRCFの生徒の皆さん、本当に素晴らしい賞を取られました。おめでとうございます。

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