授業で勝負！７

教育実習生21人のうち11人が今日で2週間の実習を終えます。実習の締めくくりは研究授業。

その中の2つの授業を紹介します。

まず、1つめは2年生の化学の授業です。炭酸カルシウムと塩酸の反応で生じる二酸化炭素の質量を測定し、化学反応における反応物質と生成物質との物質量（mol）の関係を調べ、化学反応式の係数の比が各物間の物質量の比を示していることを確認するという実験をとおして、「化学反応における量的関係」を理解する授業をしました。各班ごとに、実験をしたのちに結果をまとめ、班ごとで考察をしました。電卓を片手にモル数やモル濃度を互いに協力しながら計算していました。

次は、1年生の美術の授業です。　『鳥獣人物戯画』の作者になろう！　という題材で、授業が進められていました。この題材は、教育実習生が自身の大学での授業をヒントに選んだものです。日本絵画に触れる機会が少ない生徒たちに、自ら筆で描くことにより、日本絵画の表現に関して興味を持ってもらうことを目的に選びました。まず、筆の持ち方、線の練習ののち、「うさぎ」の模写をしました。そして、『鳥獣人物戯画』の手本から好きな所を選び、画用紙に模写をするという授業です。１人ひとりの生徒が選んで出来上がった、たった1つしかない「My鳥獣人物戯画」の仕上がりが楽しみです。