今日の授業で勝負は2年生の生物の授業です。内容は、ＤＮＡの構造と複製についてで、生物の中では遺伝に関するとても興味深いものです。
ＤＮＡの複製が塩基の相補的結合を利用した半保存的複製であることについて仮説を立て検証したメセルソンとスタールの実験を通して学習する内容です。校内にある設備だけではそれを確かめる実験や応用実験をすることが難しいため、よりイメージを持ちやすくするために、モデルや図、動画をうまく活用していました。
メセルソンとスタールによって証明されたＤＮＡの複製方式に従って、仮説を３つ立てて、それぞれを検証しながら結果へと導いています。授業プリントは教員の話をしっかり聞いていないと解けない構成になっていて、生徒の集中力を高める効果がありました。また、ＤＮＡの複製について、色分けをして分かりやすく説明しています。
実際に実験は行っていませんが、リアル実験を行っているようなスライドを用意してより分かりやすくする工夫は、生徒達にも興味深いものでした。理解できた場面や、確認し合う場面では、ペアワークを有効に活用していました。ペアワークの時間配分等、まだまだ工夫が必要なところがありましたが、生徒たちにとってとても深い学びになっていました。
何億個の細胞でできている、私たち人間。両親の遺伝子情報を受け継ぎながら、新たな体験によって個性を磨くことのできる私たち人間。生物の授業を通して、さらに多くの発見や気づきをしてほしいと思います。
～Senyo Style 咲かせ！青春！～