8月25日「"本気"へ」

僕は元選手であり、 昨年の夏まではプレーをしていました。そして、今はマネージャーとして活動しています。


このように2つの立場での経験をしてきましたが、どちらの立場であっても、どれだけ"本気"になれるのかが大切だと考えています。


"本気"とは簡単に言葉にして表せます。「本気で頑張る」や「本気になる」などと口にしたり、聞いたりしたことがあるでしょう。


しかし、"本気"という状態になるのは簡単ではないと思います。


その難しさ故に、僕自身には苦しめられた時期がありました。


僕は畷高サッカー部に所属し続けられるのは、"サッカーをプレーすることへの熱意"、もしくは"チーム愛"があるからと考えています。


僕が昨年の春から夏頃に選手を辞めようと考えたのは、畷高サッカー部で本気でサッカーがしたいと思えていないことに気付いたからです。


その頃に本気で考えて、それでも悩み苦しんでいる僕に対して、先輩や顧問の先生方、そして74期のみんなが向き合い、応えてくれました。


その出来事が"チーム愛"を育ませてくれました。だから、マネージャーの道を選ぶことにしました。


その頃から約1年が経ちましたが、僕は本気の"チーム愛"がない、言い換えれば本気でチームが好きだとは思えていないと感じます。


本気でチームが好きならば、チームに対してもっと多くの行動を起こせたのではないかと思うのです。


僕にとっての"本気"は、それだけ厳しく険しいもので、到底なれるとは思っていません。


しかし、"本気"という状態になれないとしても、"本気"に近づくことは出来ると思っています。


そのためには行動してみる、そして続けるしかないと考えています。それは自分自身のためだけでなく、チームのためにもなります。


サッカーはチームプレーです。そしてチームは個人の集まりです。個人がチームに及ぼす影響は多かれ少なかれあるはずです。


個人が"本気"に近づけば、チームに与える影響は大きくなり、それは個人にも返ってきます。


そうして他人やチームとの関わりが増えていくうちに、"チーム愛"が育まれます。


そしてチーム愛による、自分以外のためを思う気持ちは、自分の能力を最大限に発揮する助けになると思います。


だからこそ、選手・マネージャー関係なく、何人がどれだけ"本気"になれるのかが大切だと考えます。


そもそもなぜ"本気"が大切だと考えるのか。


それは畷高サッカー部のスローガンが
"大阪No,1にふさわしいチームへ"
だからです。


選手権初戦まで残り少ないですが、部員全員でまだまだ成長していきます。


最後になりましたが、普段からご支援・ご声援頂いておりますOB・OG並びに保護者の皆様、ありがとうございます。


選手権は無観客試合となってしまいましたが、良い結果をご報告出来ますように頑張りますので、これからも応援して頂けますと幸いです。


ー3年マネージャー Sー


掲載:顧問浅田