1月6日「力不足」

今日は雪の中での自主練でした。
 
昨日、先生から『やればできるのになぜやらないのだ』と改めて言及を受けました。
 
それぞれがこのことを踏まえてどう自主練に挑めたのでしょうか。
少なからず以前に比べて校舎周りを走る人数も増えて、
体づくりにより強い意識を割くことができた選手が多くなったとことは明白です
 
しかしながら、ここからが課題です。
 
僕を含め大半の選手が、いっぱい走った!いっぱい筋トレした!しんどくなった!
だから『僕は、私は、今日を有意義にできた』と満足します。
 
そのような満足感を手に入れることで、楽しさを見出し自ら成長欲を出していける場合もあるので、
完全に否定することは良くありませんが、これでは他の選手のレベルと変わりません。
さらに自分が一番他人より追い込んでいるんだと過信してしまっている選手も少なからずいるかもしれません。
 
この状態は自分を客観視できていない証拠であり、
知らぬ間に頑張っている選手と取り返しのつかない差を生み出してしまうこととなります。
 
そうなる前に自分で自分を振り返る習慣を作ること。
また、チームメイトが指摘してあげられる環境を作る必要があります。
 
今思い出すのは数ヶ月前にみた青森山田の松木久生選手の練習風景です。
練習中で松木選手は上級生もいる中で自分の意見と感情を仲間にぶつけてチームを刺激していました。
未熟ながらも松木選手が『日本一になる』という目標を強く意識して、
1日1日を大切にしているからこのような行動ができるんだなと感じ取ることができました。
 
今僕たちは一つの視点でしか僕たち自身を見れていない状況にあります。
本来であれば各個人個人が自立して、独自の考えを持ちチームに対する意見をぶつけることができるはずです。
 
しかしながらキャプテンに頼りすぎている現状がそれを阻害しています。
『キャプテンに聞いとけば問題ないやろう。』と、
自分の意見に保険をかけて自分自身を表現できていない状態にあります。
 
確かにキャプテンの意見は的を得ているところが大半です。
しかし、部員全員がこのままの心持ちで進んでしまうと、
キャプテンを苦しめること、すなわちチーム全体の後退を招いてしまいます。
そうなってしまっては遅い。
 
コロナウイルスの感染拡大が加速しています。
突然明日の練習が停止されるかもしれないということをもう一度念頭に置き、
一刻も早くこの状態を変えていきたいと考えています。
2年プレーヤーH
掲載:顧問山磨