4月17日「大切なこと」

インターハイ一回戦 VS 四天王寺東 6-0 勝
 
四天王寺東高校サッカー部の皆さん、
会場提供したくださった枚岡樟風高校の皆さん、
ありがとうございました。
 
迎えたインハイ一回戦。
各々が沢山の思いを抱えていました。
僕自身も緊張や責任を感じながらこの日を迎えることができました
 
自分達だけじゃない、ということを
先輩からのメッセージや観に来て頂いたいただいた保護者の方々から、
一人一人が感じながらピッチに入ることができました。
 
この試合、チームとしてアップで雰囲気を作ることができました。
今や畷高の武器の一つである雰囲気をメンバー外含めて、
全員で作れたことがプレーヤーの自信になり、試合に入れたと感じます。
技術やスピードが劣る僕達が強豪に勝つために、必要なものです。
 
僕はこの試合、スタメンで出場したのですが、決して上手いからではありません。
 
自分はサッカーの技術がなく、
どうすればチームで活躍できるのか分からない日々が続いていました。
 
実際活躍できないと思っていた時もありました。
ですが、技術がないなら、声かけでチームを引っ張ろうと、
そこにやりがいを見い出して、スタメンに選ばれる回数も増えていきました。
 
実際、先述した通り、チームでは雰囲気を必要としており、
声かけには多少自信があったので、チームの雰囲気を盛り上げている実感がありました。
 
しかし、僕はFWです。
FWの役割はハイプレスで先頭を走ってプレッシャーを与えたり、
ボールをキープしたりということも、もちろんありますが、
やはり一番に求められる事は点をとることです。
 
技術が無い僕はほとんど点がとれず、
折角出してもらっているのに点をとらないんじゃ意味がない、という風に、
出場を重ねるごとに、気づかないうちに、自分に技術面での活躍を求めるようになりました。
 
ここまでは良いことだと思うのですが、結果がでない日々が続き、
プレー中でもネガティブになり、割り切れない試合がありました。
 
いつの間にか、自分の特徴を見失い、上手くいっていないと思い込んでしまう。
 
ですが最初から上手くいっているわけではなかったので変に落ち込む必要は無かったのです。
 
僕がすべきだったのはそれでも前向きな姿勢を見せ続けることです
 
何が言いたいかとかいうと、貫くことの難しさです。
 
経験から生まれる、自信や余裕は人を楽にすると共に、隙を与えます。
僕の場合は油断というより、過信の方が合っていますが、
これはチームにも言える事で、例えばU18のリーグ戦、目標の基準から逆算した時、
本当に気の緩みは無かったのか、ただ勝つ事が目標になっていなかったかが大切です。
 
僕はまだまだできたんじゃないかと思います。
自分達は決して上手いチームではありません。
ですが目標を掲げた以上、チーム一人一人が謙虚に、
常に成長する機会を求める必要があります。
 
僕達が大切にしようとしていることは、いわば人として当たり前のことです。
このことは何があっても自信を持ち、やりきろうと強く思うきっかけにもなりました。
 
インターハイ、沢山の想いを背負いながらこれからも戦いますので、
応援よろしくお願いします!
 
3年プレーヤーF
掲載:顧問山磨