8月19日「選手権に向けて⑭」

畷高サッカー部に入部して早いものでもう2年が経ちます。
そしてさらに早いもので、もう最後の大会、選手権が近づいています。
僕たちは選手権で2部以上の強豪高校を倒すことを目標としています。
その選手権に対する想いについてブログを書かせていただきます。
 
僕はこれまでに二度、選手権を経験してきました。
一度目は73期さんの、二度目は74期さんの選手権です。
しかし、一度目は完全にお客さん気分で73期さんの試合を観戦してしまっていました。
二度目は74期さんの最後の試合を観に行くことさえ出来ませんでした。
そのとき、僕はこのまま来年も選手権に関わることなく終わってしまうのは絶対に嫌だと思い、
意識を変えて行動し始めました。
 
そのおかげもあってか、冬の公立大会、春のインターハイには、
ありがたいことにほとんど出場させていただきました。
特に公立大会では、負けてしまいましたが、
公立大会優勝校である茨木高校さん相手に畷ムードの雰囲気でいい試合が出来ました。
その試合では、畷高サッカー部に関わるひとのみならず、
周りで試合を観ている他の高校の方々までも、畷高を応援してくれていた、という話を聞きました。
そのとき、僕はとても不思議な感覚になりました。
どうして名前も顔も知らない人達をわざわざ応援するのか。
それは僕たちに人を惹きつけるような何かがあったからなのかなと感じました。
そして、選手権、特にJグリーンでの試合でも、
茨木戦のように、たまたま通りかかった人や、たまたま近くにいた他の高校の人達が
思わず応援したくなるようなチームになりたいと感じました。
 
しかし、インターハイ後の自分自身、
そしてチームもあまり良くない状態でここまで進んできているように思えます。
応援されるチームには到底届いていません。
ですが、公立大会の期間に僕たちは必死になってあの手この手を尽くすことができれば、
強豪になんとかではあるが太刀打ちできるかもしれない、
という微かな希望を持った人は2、3年生の中で少なくないと思います。
それをここまでの時間で1年生に伝えられなかったということが1つの後悔としてあります。
他にもあの時、これをやっておけばよかったというような後悔は山ほどあります。
1、2年の頃ももちろんですが、3年になってからは特に多くあります。
 
もう選手権が始まるまでは時間がありません。
どんな人からも応援されるようなチームになるために、強豪に勝つために。
そして忘れてはいけないのが、いつも自分だったり、チームを支えてくれている、
先生方、OB・OGさん、家族、友人などに感謝の気持ちを伝えるために、ということ。
僕たちがグラウンドの一角でいつもサッカーが出来ているのは
想像以上の人が関わってくださっているおかげです。
長い歴史の中でサッカー部がグラウンドを使う権利を得てくださった方々や、
そのグラウンドを今日までサッカー部が使えるように維持してくださった方々、
そしていつも帯同してくださる顧問の先生方、
僕たちに畷高サッカー部について色々教えてくださった73、74期さんなど、
言い出したらキリがないほどの方々が関わってくださっています。
その方々に結果、という形でお礼をできる最後のチャンスが選手権です。
 
昨年自分が経験した苦い思いはもうしたくありません。
だからこそ、この2年で感じたことを残りの選手権までの時間、
そして選手権にぶつけたいと思います。
そして75期のチームとしてやり切ったと言えるようにします。
応援よろしくお願いします!ありがとうございました。
 
3年プレーヤーM
 
掲載:顧問山磨